2021年2月17日(水)
父と兄が高知の病院まで迎えに来てくれた。
とても寒い日で、道中の山奥は雪
昨日の検査疲れなのか、精神的なものなのか、
歩くとフラフラする。。。
愛媛の病院の予約時間まで余裕があったので、
実家に立ち寄り、母のお仏壇に手を合わせる
『お母さん、力をください。行ってきます』
愛媛の病院に到着
また採血をされ…家族と共に診察室へ入る
若い医師。この人が私のブラックジャック…
何というか… 個性的な先生ですな。うん。
医 『病名は聞いてる?』
私 『はい。白血病だと・・・』
医 『うん、これは白血病だなぁ~』
臨床研究の説明をされ、参加するかどうか聞かれ、参加する事にした。
ざっくりいうと、
『従来の治療を行い、途中の検査で効果が出てないようであれば新しい薬を試す。治療データを研究大学に送る。』
というもの。
そして治療の説明。
その時はウンウンって返事してたけど
ほとんど覚えてない。
今思うと、頭が真っ白~ だったんだねきっと。
ハッキリと覚えているのは、
私 『治る確率は?』
医 『なんだかんだで、どこかのタイミングで、だいたい50%くらいの人が亡くなってしまうんだなぁ』
私 『助かる確率は50%か…』
この事実を聞いて私は、
50%なら勝てる 心の底からそう思った
医 『じゃあ今から入院ね~』
看護師さんから色々説明を受け、
病棟に向かうエレベーターの中、
家族の空気が重い…
私 『確率が50%なら治るよ!』
父 『…うん、、、、そうだな、、、、、、』
暗い。。
病気本人の私より家族の方が暗い。。。
それは、私の母が胃がんで亡くなったという経験があるからだろう。
こーゆー病気の治療には絶対に心のサポートが必要
それを家族からは得られないとエレベーターの中で悟った。
病棟に到着
コロナの関係で病室に一緒に行ける家族は一人だけ。
兄が一緒に来てくれた
看護師さんに案内され、
病棟の突き当りの扉の奥、
クリーンルームエリアへ。
部屋に入ると、個室
私 『え、個室?そんなお金ありません』
看 『ここじゃないと治療できない病気なので、お部屋の料金はかかりません』
そーなんだ
病院ってそんなシステムなんですね。
知らなかった。
看護師さんが部屋を去った後、
私 『やったーーータダで個室だーーー』
兄 『何を喜んどるんや!それだけ治療が大変って事だろ!』
はい、その通りでございます。。。冷静な兄デス。。。
兄が帰った後、必要なものを病院のコンビニに買いに行き、
その後の事は覚えていない。。