秘密#26「Confession」
ユノの告白を聞いてチャンミンはどきりとした。
親しくしている人から、それまで自分が
知らなかった部分を聞かされると、
なぜか胸が騒めきだす。
それはけして、ゴシップが好きだからとか
面白半分だとか、そんな理由ではない。
どうして今まで話してくれなかったのか、
いや、自分こそどうして聞こうとしなかったのか、
こんなに親しいのになぜ「秘密」にしてたのか、と
幾つもの理由が頭を駆け巡り、
最終的には「本当に聞いても良いのだろうか」
と、緊張するせいだ。
「あの、、、会社の事はともかく、好きな人がいるっていうのは、ドンへやヒョク、Chloeさんには、、、」
「話してない。いつか打ち明けるかも知れないけど、、、それはまだ、自分でもはっきり分からない」
「、、、どうして僕に?」
「(笑)、どうしてかな、、、その事も、いつか分かると思う」
「、、、そう。、あの、その好きな人とは、、、もう付き合ってるの?」
「いやいやいや。完全に俺の片思いだから。、、、今のところはな(笑)」
そう言いながらユノは、
1本だけ残っていたペットボトルの中身を流して、
寝室へと向かった。
チャンミンは直ぐにその後を追ったけれど、
なんとなくドアの所で立ち止まり、
クローゼットからブランケットを引っ張り出すユノに声を掛けた。
「ねぇ、ユノ。お節介かもしれないけど、相手に想いを伝えなくて良いの?だって、その人とユノが付き合わないと、お父さんも納得しないでしょう?」
「あぁ、、、でも、俺まだ不安定だったりしてるから」
「仕事の事?」
「それもあるけど、、、まぁ色々とな。、、、けど、それもいつかはっきり分かる時が来るさ」
「けど、」
「ユノさ~~~ん、ちょっと、、、ちょっと来て~~~」
チャンミンが話を続けようとした丁度その時、
バスルームからヒョクチェの声が聞こえてきた。
どうやら風呂に入ったドンへが、
急に酔いが回ったのか、潰れかけてるようだ。
「すぐ行く!、、、あ、チャンミン、今のはここだけの話し。俺たちだけの秘密、って事で頼むよ」
「え、あ、う、うん、、」
部屋を出るユノとすれ違いざまに返事をすると、
ユノは少し笑ってチャンミンの肩を
ぽんぽん、と2、3回軽く叩いた。
その日の夜はもう、驚くことは何も起こらなかったのだが、
誰がどこで寝るか、という問題が生まれ、
ドンへがどうしても大きなベッドに一人で寝たいと騒ぐので
結局、他の3人はリビングに布団を持ってきて雑魚寝となった。
「部屋は余ってるのに、なんで男が3人並んで寝る事になるんだ?」
「やっ!き、君たちがいるのにドンへと一緒に寝るなんて、そ、そんな事、はしたなくて出来ないよ!」
「ぶーーーっ(笑)、ヒョク、そういう事を言ってるんじゃないんだけど」
「遠慮しなくてもいいのに(笑)、ま、どっちにしても、俺は楽しい。誰かとこんな風に過ごす夜は、生れてはじめての経験だな、、、あぁ、、、眠くなってきた、、、おやすみ、」
「、、、おやすみ、ユノ」
秘密を共有すると、親密度や信頼感は急上昇する。
同時に嬉しさも、愛しさも芽生えるものだ。
チャンミンはユノの事を、
もっと知りたいと思った。
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
おはようございます(*^-^*)
いつもの予約投稿です![]()
この二日間、ユノとチャンミンの画像や動画、
レポもたくさん上がって、お留守番組も気分が上がりましたね![]()
けれど、嬉しい事ばかりでもなく、
一部の方が過激な行動に出てしまい、
トラブルがあったようです。
現地に参加したお友達から聞いたのですが、
カシオペアの方々が泣いてらしたそうです。
彼女達からすれば、
ユノの最後の公演を有終の美で飾ってあげたかったのに、とても残念で哀しい事だったでしょう。
ごく一部の方々という事は分かっていますが、
それが全体のイメージダウンに繋がります。
この事がきっかけで、今後のソウルコンやスタジオ観覧に
ビギは呼ばない、という事にでもなれば大迷惑です。
また、東方神起の品格まで疑われ兼ねないのですから、
軽率な行動が取り返しのつかない事になっては大変。
どこに行ってもマナーを守って行動しなければ、と
自分自身にも改めて誓いました。
二人の笑顔を守るためにも、
最善を尽くしたいです。
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