ホミン小説Snowy prince・119「再会」 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」



Snowy118話こちらから→★




Snowy prince・119「再会」




ーーーギィ



ヒニムがゆっくりと扉を開け始めると
隙間から差し込む光が僕達の体に一筋の線を描いた。
段々と光の幅が太くなっていくと同時に、
緊張感も高まっていく。

僕はごくりと喉を鳴らして、滲む唾液を飲み込んだ。

そしてとうとう扉が全開になった時、
目の前にある光景は、今まで見たことも無いほどに
美しいものだった。


豪華絢爛な装飾が施された室内に、
柔らかな日差しが隅々まで挿しこんで
その光の中に、王様とお妃さまが寄り添ってお立ちになられている。

お二人とも正装をされており、お歳を召されているとは到底思えない程に
凛として気高く、麗しいお姿。

一瞬にして圧倒され、言葉を失う程に。



ーーーようこそ我が国へ。SnowyPrince。そして、、、チョン、、、ユンホ、、、、


指先まで脈打つほどの威厳ある声。
情熱に溢れた多くの人々が暮らすこの国を統一している人。
彼こそが火の国の王なのだ。


「王様、お妃様。初めまして。突然の訪問をお許し下さり、ありがとうございます。」


僕達は揃って、胸に手を充ててゆっくりと頭を下げた。


ーーーさぁ、お入りになって。あなた方が来るのをわたくし達、それはそれは首を長くして待っていましたのよ。さぁどうぞ、中へ。

「僕達だけではなく、ヒチョル氏にも同席して頂きたいのですが」


ユノがそう言うと、
僅かにお妃様のお顔がぴくりと揺れたのを、僕は見逃さなかった。
恐らくユノも気付いただろう。
すぐさま王様に目をやると、ユノをじっと見たまま「ふん」と笑って
うんうんと小さく頷き、ヒチョル氏に向けて指先で合図をした。

ユノはどんな場所で、誰の前に出ても怖気付く事が無い。
もちろんこんな風に割り切った行動をするまでには
たった一人、葛藤や自問自答を繰り返した事だろう。
だからこそユノの信念は、何があっても揺るがないのだ。

きっと王様は、今のたった一言で
ユノの強さや賢さを見抜いたのではないかと思う。


ーーーヒチョル。お前が居るのならばまずはお茶を淹れて貰おうか。そうすれば王妃も席を立たずにゆっくり彼らと話が出来る。

「畏(かしこ)まりました」

ーーーさぁ、どうぞこちらにお座りになって。



本来ならば両陛下は、一段高い位置にある玉座にお座りになって
公務を行うのだけれど、
今日はあくまでもプライベートとして、
ご自分たちが普段くつろいでいるソファーで話しましょうと仰り、
王妃は僕の指先を引いて案内してくれた。


結果的に、陛下の正面にはユノが座る事になり
僕は王妃の前。
この並びは偶然なんかじゃなく、必然だろう。



ーーーどうぞラクになさって下さいね。久しぶりのお客様で、わたくしとても嬉しいの。若くてハンサムな男の子は大好きだわ。ふふ

「(笑)、それなら僕は、嫌われてしまいそうですね」

ーーーあら。そんな事は無いわ。二人とも、とても良いお顔だもの

ーーー、、、ヒチョルのお茶が来る前に、改めて自己紹介をして頂いても?SnowyPrince

「あ、、、あぁ、申し訳ありません、陛下」

ーーーあぁ、どうぞ座ったままで


そう言われたものの、一国の主に対して座ったままでなんて
礼儀として有り得ない。
僕が立ち上がると同時に、ユノも立って襟を正し、
ちらりと僕にアイコンタクトを送って来た。
立場上、僕から先にしろ、と言う意味だ。


「、、、申し遅れました。僕は雪の王国から参りました、シムチャンミンと申します。このようなみすぼらしい出で立ちで参上致しまして、申し訳ありません」

ーーーあら、ちっともみすぼらしくなんて有りませんよ。とても素敵。ねぇ、あなた

ーーーあぁ。とても上等な生地だとひと目で分かります。そして、、、


陛下は正直、僕の事はあまり目に入っていない。
気になっているのはもちろん、、、ユノ。
あぁ、僕の方が緊張して心臓が飛び出そうだ。


ーーーそして、、、君が、

「チョンユンホと申します。書類に書いてある事が本当ならば、あなた方の孫にあたります。」

ーーー、、、ユンホ、

ーーーごめんなさい、気を悪くしないで聞いて?、、、あの、あなたは本当に娘の子なの?いえ、疑ってるわけではないのよ?あの子が出産したことは知ってるわ、ベビーの写真も送られてきたし、、、ただその、

ーーー落ち着きなさい。そんなに質問攻めにしては、彼が話せないじゃないか。、、、申し訳ない

「構いません、お気持ちはお察しします。、、、僕は長いあいだ人間界で暮らし、ドクターとして生きてきました。僕も自分が何者なのか確実な証拠が欲しい。出来ればあなた方の血液を少し頂いて、DNA鑑定をしたいと考えています。それから、」

ーーー、、、それから?

「SnowyPrinceシムチャンミンと僕は、永遠を誓ったパートナー。どうかご理解を」


な"っ、、、い、いきなり今!?」

「ブーーーーーーっ(笑)クックック(笑)」






つづく




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 




Snowy、お待たせです(・ω・)/
例の如く長くてごめんなさい

しかも、ちょっと台詞が多いねw

誰がだれか分かるかな
しばらくお付き合いください(;´Д`)ノ





今日もサラン元気でしたハート




リコメ、完了しています
遅くなってごめんなさい
汗



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