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Snowy prince・112「望み」
「さ、ユノ。キューをどうぞ」
「へぇ、、、高級品ですね、ヒニム」
「ふ(笑)、、、違いが分かるなんて、キミもなかなか。で?どうする?」
「じゃぁ、ナインボールを一度だけ」
「たったの一度!?クックック(笑)、あぁ、そうか。チャンミンが待ってるからね。お部屋で(笑)」
「、、、ヒニム?」
ーーーコン
「ほら、バンキング、キミの番だよ」
「勝ちますよ、俺」
ーーーコン
「あっ!、、、やられた。君からだね。だけど君が勝つかどうかはどうかしら。あ~ぁ、さっさと勝ってチャンミンのベッドに潜りたい、、、とか?(笑)」
「、、、さっきから遠まわしでイラつくな。はっきり言えば?」
ーーーーココン
「4番と7番無くしてくれてありがとう(笑)、だってバカバカしいと思わない?僕には隠さなくてもいいのに。、、、、よし、あの2番にあてて落としてやる」
ーーーコン
「あ”ぁ!!失敗!!」
「俺とチャンミンの関係が知りたいの?」
「あっは(笑)、知りたいっていうか、君たちあれで隠してるつもりなのかなぁ?って思ったら可笑しくて」
ーーーココーン
「馬鹿にしてる?」
「怖い顔(笑)そんなつもりなんて全く無い」
ーーーコンーーーーー
「あーーーーー!!なにちゃっかり9番入れてんの!」
「(笑)だから言ったでしょう?俺が勝つって」
「、、、呆気なさ過ぎてつまらない。ね、少しだけお酒とおしゃべりに付き合ってよ」
「、、、、、ったく」
「ユノ、、、君は国王の孫、だよね?Princeからの手紙に君の生い立ちが書かれてた」
「えぇ。書類上ではそのようです」
「書類上では、、、って、あんな繊細な加減で炎を操れるのだから間違いないよ」
「、、、そう、なのかな?」
「現に僕は調整が出来なくて叱られてばかり」
「ヒニム。さっきからずっと感じてたんだけどあなたは、、、」
「ま、僕のことは良いとして、ユノとチャンミンの事だけど、、、もし国王に認めて貰えなかったらどうするの?あ、もう一杯飲む?」
「あぁ、いいえ、ご馳走さま。、、、認めてもらうさ」
「そんな軽々しく何言ってんだ。もし怒りを買ったら?うぅん、それだけじゃない。国王がお前達を別れさせたらどうするつもりだ!え?どうするんだよ!」
「、、、、ヒニム?」
「あっ、、、悪い、、、」
「何か知ってるの?」
「、、、国王は後継ぎを欲しがってる。直系の男子はお前だけだ」
「何があっても俺はチャンミンと別れたりしない。絶対に」
「俺の取り越し苦労なら良いんだけど、、、もし何かあったら、僕に出来る事なら何でもする。お前たちが居る間は、僕はずっと一緒にいるから」
「ヒニム、、、あなたはやっぱり僕の、、、」
「おぉ~っと、、、、ごめん。僕、飲み過ぎらしいや。そろそろ部屋に戻るよ。ごめんね引き止めちゃって、、、」
「、、、、」
「明日の朝は10時に入国予定だから。と言っても、空間を戻すだけだけどね。間に合うように起きて。、、、じゃお休み、ユノ」
「、、、おやすみなさいヒニム」
「あぁ、チャンミンと熱い夜を過ごしても良いけど、独り身の僕を刺激しないようにシてよね(クスクス)」
「、、、っるさいなぁ。おやすみってば」
ーーーーーーーーーー
「チャンミナ?、、、さすがに寝ちゃったか。、、、何も心配しないで、、、おやすみ、、、愛してる、、、」
つづく
よければ一日一回
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