ホミン小説Snowy prince・66「未来へ」 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

東方神起小説 Lily♡ホミンの香り
ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」






Snowy prince・66「未来へ」




ちょうど正午になって人が途切れ、昼食の支度が出来たとミノが呼びに来た。
今日は朝からずっと同じ体勢だったから体がすっかり強張っていて
「うぅ~~ん」と言いながら伸びをしていると、
ミノがクスクスと笑いながら、肩から腕にかけてわざと大袈裟に揉んできた。

「痛ったい!、やめろって、いたたた」

「(笑)、人見知りのお前が、休む暇なく大勢の人と会うなんて疲れたろ。」

「っていうより、ずっと姿勢良くしてなくちゃいけない、っていうのが大変だよ。」

「あはは(笑)、あと6日続くんだから、ちゃんとおりこうにしてろよ?、あ、ほら、早くお昼しないと午後のに間に合わないぞ。」

そう言われて時計を確認し、慌ただしく部屋を後にした。
他愛のない話をしながら廊下を歩いていると、
開いた窓から入ってきた風に顔を撫でられ
ふと窓の外に目をやると、城に向かって歩いてくるユノの姿が目に入り、僕は足を止めた。



「、、、、」


「ん?、、、チャンミン、どうした?」

「あ、、、今、外にユノが居て、、、」

「あぁ、今朝地図を持ってお出掛かけになったんだよ。お昼には帰って来て下さい、って言っておいたから、ちゃんと戻ってきてくれたんだね。」

「どこに行ってたの?」

「さぁ、、、ちょっと散歩してくるって言ってたけど、どうかした?」

「え、、、あぁ、ううん、別に。」

「僕、ユノ先生を呼んでくるよ。先にランチルームに行ってて。」

「うん、、、わかった。」


僕の悪い癖。
すぐにネガティブな考えが頭を過ってしまう。

この性分は多分、僕が今まで過ごしてきた環境がかなり影響していると思うのだけど、
例えばとても楽しい事や嬉しい事があるとしても
必ずと言っていい程、その真逆の、最悪な事態を想定しておくんだ。


そんな風にある程度の覚悟をしておけば、
もしも実際にそうなったとしても、「やっぱりね」の一言で片付けることが出来るから。

ユノに対しても同じ。
何度も愛してると告げられ、何度も抱きしめられて
とても嬉しくて幸せに違いないのに、心のどこかでブレーキをかける自分が居る。

ユノを信じてない訳じゃないし、全てを束縛したい訳でもない。

だけど、なんだろう、、
この得体のしれない不安感。
ユノに知られたらきっと鬱陶しいと思われる。

あぁ、、、ユノの事になると、途端に優柔不断になってしまう。
こんな自分が面倒臭くて、随分とお腹が減っているくせに、
並べられたご馳走を目の前にしても何だか食欲が失せて行くようで
テーブルに肘をついて両手を組み、その上に顎を乗せて溜め息をついた。



カチャリ・・・・


「お♪チャンミン。待たせてごめん。」

そんな僕の気持ちなんて知ってか知らずか。
眩しいほどの笑顔を浮かべてユノがやってきた。

僕のくだらない想像を見透かされそうな気がして
ユノの視線を遮るように手を上げて顔を隠した。



「うっわっ!」

「なんだよ、ウワッ!って。」

「え、、、、あっ、いゃ、別に、あはは。」

「?」

「(笑)意味不明。さぁ、二人ともゆっくりお召し上がりください。」

「ミノは一緒じゃないのか?」

「僕は父と約束してるので、全ての料理が出揃ったら、一旦ここを離れます。使用人たちも下がらせるから、どうぞくつろいで下さい。」

「え!ミノ、居なくなっちゃうの?」

「な~んだよ、それは。俺と二人きりが嫌なのか?」

「いやっ、、、そんな事ないけど、、、緊張するかな、、って、、、アハ、、、」

「は?何言ってんの?僕は13時になったらまた戻ってくるから、それまでに食事済ませておいて。」

「うん、、分かった、、」


それから数分後に、ミノと使用人が居なくなり、ランチルームには僕とユノだけになった。
ユノは何かと、「疲れてないか」とか「責められたりしてないか」とか
そんな風に僕を労う言葉をかけてくれて、
それに対して僕は、「大丈夫だよ」なんてありきたりな返事をする。

ユノが何をしていたのか、正直とても気になっているのだけど、
それを僕から聞いたら変に思われるんじゃないかと思って
ユノから話してくれるのを待ってみる事にした。

ところが僕ときたら、ユノの事になると完全に挙動不審。
ナイフとフォークを持つ手元も見ないで、
ユノの顔だけを見つめて食事を進めるという、
あからさまな行儀の悪さ。


「、、、チャンミン。なんだ、その食べ方は。溢してるぞ。、、、ったく。俺の顔に見惚れるのもいい加減にしとけよ。」

「えっ、、、あっ!、、、ごめんなさい、」

「おい、、、冗談なんだから本気で返すな(笑)、それよりお前、マナーは人一倍厳しく躾けられてるだろ?、、やっぱり疲れてるんじゃないのか?後で診てやるよ。」

「うん、大丈夫。平気だから心配要らない、、、」

「そうか?」

「ね、、、ユノ、、、?」


疑ってるわけじゃないよ。
ただあなたの事が大好きすぎて、気になってるだけ。



「さっき、、、どこに行ってたの?昨日も地図みてたよね?」


なんて答える?


「あぁ、ちょっと地図を見ながら散歩。」


それだけ?


「ふぅん、そう。、、、、、もしかして、宝石の山、、、探してるの?」




あぁ、、、、僕のバカ!


ユノ、、、

なんて答えるの、、、、





つづく




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 


こんにちは~(*^-^*)


深夜更新とか言いながら、夕方更新しちゃったやないかーい、と
意表を突いてみました。←突く必要あるのかよw


ぃや、すまんねバーチャン出るとこじゃねーしw


あぁ~~~~
ご飯作りたくなーーーーい


桃屋の花しいたけなかったし←

一気にヤル気ダウン←単なる言い訳www



※昨日のリコメ完了してまーす♪いつもありが㌧いちごいちご



東方神起ポチうちわお願い致します♪

にほんブログ村


東方神起ポチいちごこちらもぜひ♪

二次小説ランキングへ