ホミン小説Snowy prince・56「未来へ」+雑談 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」





Snowy prince・56「未来へ」





いつもの朝食は、完成された料理が皿に盛られて
テーブルにセットされてるという、至って普通の食事。
今朝もてっきりそうだと思っていたのに、
思い掛けない光景に、目が飛び出る程驚いた。
何年ぶりかの「ビュッフェスタイル」だったからだ。


「ミノ。、、、これ、ミノが考えてくれたの?」

「うん。久しぶりだろ?ビュッフェなんて。」



父が生きていた頃、よく中庭で社交パーティーが開かれていて、
王族や公爵を始め、男爵、子爵やナイトまで
爵位を持つ人達が家族と一緒に集い、賑やかな会が催されていた。


社交界になんの興味もない僕は、本当は毎回欠席したかったのだけど
昼間に開催されるときは大抵がビュッフェ形式で、

溢れんばかりに並べられた料理を始め、スイーツやドリンクなど
好きなものを好きなだけ食べて良いという魅力が、僕を出席に導いていた。

ビュッフェは父が元気だった頃の懐かしい思い出と
僕の欲求を満たしてくれるという特別な料理。



「それにしてもすごい品数。」

「うん、、僕が居る間は、チャンミンを思いっきり贅沢させて甘やかしてあげようと思ってさ。」

「そう、、、ありがと、、、ミノ、、、」

「もぅ、そんな顔しない!さ、食べて食べて。ほら、ユノ先生も。」

「ミノ君は?朝めし食ったのか?一緒に食おうよ。」

「そういえば僕、朝ごはんまだだった(笑)今朝寝坊して、慌ててこっち来たから。」

「(笑)、じゃ、みんなで食べよう。これ全部、食べつくす程に。」

「お腹壊しても、ユノ先生が居るから安心だね(笑)」

「苦~~~い薬出してやるよ」

「絶対飲まないけどね。さ~どれから食べようかな~」


こんな何てことない幸せが、
もっと早くに訪れてたら良かったのにな、と
名残惜しい気持ちが胸を掠めたけれど
きっと失ってしまうからこそ、この楽しさが味わえるのだから
このひと時を大切にしようと思って
いつもの何倍も美味しく感じた。



それから一時間ほど経って食事を終えた僕たちは
「王の間」に移動してきた。

部屋の真ん中には大きなテーブルが運び込まれ、
その上には、特別な行事の時しか身に着けない正装が
一式揃えられている。

代々引き継がれてきた、権威の象徴である王冠を始め、
金糸や銀糸を使って豪華な刺繍が施されているマント。
そして、雪の王国に相応しい真っ白なスーツに靴。
それから剣。

目にしただけで身が引き締まる。



「これを着てみんなの前に出るのは今日が最後か、、、少し寂しいね、、、」

「、、、毎日着たら良いんじゃない?」

「でも、、、毎日誰かと会う訳じゃないし肩が凝っちゃうし、そもそもこれは特別な時しか着ないんだから。」

「いゃ、この一週間が特別なんじゃないのか?」

「それに、王族の方たちが所有している宝石や骨とう品を国民に分け与えるなら、毎日入れ替わりでみんなが受け取りに来るだろ?一般の人達は今まで滅多に城に入れなかったんだし、もぅ最初で最後なんだから、きっとみんな王に挨拶したいはずだよ。」

「だな。その時にお前、王様ともあろうお方がそんなだらっとしたシワシワの服着てたら、みんなガックリするぞ?」

「んー、、、そっか」


なるほど、それもそうだな、と納得せざるを得ない。
どうせ今後はだれにも披露する事もない訳だし、せっかくだから昼間だけでも
着ている事にした。

僕とユノ以外はみんな、いつかすっかり王国の事を忘れてしまう日が来るだろうけど
それでも記憶の片隅に薄っすらとでも、
「真っ白な雪の王様」を残して欲しいな、と
微かな願いも込めて、、、。




それからミノは、ユノが着るためのスーツも一式用意してくれて、
王族達と同じように、僕と共にバルコニーに立つように話した。

ところがユノはそれを承諾しない。
ミノが何度促しても。


「ユノ?どうして?」

「、、、だって、俺にはあいつの血が混ざってるんだぞ?わからない?、、、王と同じ位置、同じ高さになんて到底並べるわけがない。」

「あの人が犯した罪とユノは関係ないでしょう?」

「あの人の罪を、ユノ先生が背負う必要はありません。」

「本気でそう思えるか?ミノはどうだ?長年にわたって公爵を苦しめていたのは、紛れもなくあいつだ。」

「、、、父は王に忠誠を誓い御守りするのが務め。その上での苦しみなんて、小さな事です。」

「結局こだわるの?あの人に。」

「どんなに否定したって、俺には紛れもなく、あいつと同じ卑しい血が流れてる、、、」


眉間に皺を寄せて、辛そうなユノの顔を見ていると
未だに砕けない壁が心の中にあるのだと思い、
僕にはそれを壊すことが出来ないのだろうかと
寂しくもあり、苦しくもある。




どうして伝わらないのだろう。

こんなにあなたを想っているのに。

こんなにあなたの傍に居るのに。




つづく





゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 




あたし、慢性扁桃炎じゃん?←いきなり話し始めるとか…

疲れてるのかどうか分からんけど
左耳の後ろから首まで、リンパ腺腫れてる。

喉ももちろんジリジリと痛む。




「ひょ~~~ん、首が痛たぁい~」



「ん~~~、チューしたら治るよ~♪ちゅぅ~~~」



「あー、じゃ、早くして!早く!んー、んーーーーkiss

「ワカタ、ワカタ帰ってからね?ね?」




とりあえず・・・


落ち着け!



※リコメ、これから書きまーす♪いつもありが㌧いちご



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