Snowy prince・44「変化」
ユノの胸に抱かれたまま、
僕たちはいつの間にか寝入ってしまって
ふと目を覚ましたのは、
明け方近くになってからだった。
「、、、、」
ユノを起こしてしまわないように、
寝顔を見つめるのに一番良い角度に体の位置をずらした。
無条件に僕を愛していると言ったユノ。
どんなことがあっても
僕とずっと一緒に居ると、、、。
愛しい、
愛しい人。
僕は本当に
ユノの愛を受け入れていいのかと
少し怖い気もしていた。
「、、、目が覚めたのか?」
「あ、、、あぁ、驚いた。、、、ごめん、起こしたかな、」
「平気。ウトウトしてただけだから。」
「眠れなかったの?」
「考え事してて、、、」
「どんな、、、事?」
ユノは横向きになってもう一度僕を抱き寄せ、
静かな声で話し始めた。
「鏡を破壊することで、この国のみんなは人間と同じように歳を取り、持っていた能力も失う事で、人間界で普通に暮らしていけるんだよな?」
「うん、、、そうだね。」
「俺もこの国の者だった訳だから、当然該当する。」
「、、、うん」
「王のお前には通用しない。」
「、、、簡単に言えば、そういう事になるね、」
「じゃぁ、、、お前が俺を指名して儀式でもなんでもしてくれたら、俺も一緒に背負う事が出来ないかな、、、」
「どういう事?」
ユノは徐に勢いをつけて起き上がり、
ひとつひとつを確認するように
人差し指をツンと立てて話を続ける。
「例えば、女王だよ。人間だったにも関わらず、ここで過ごしていた間は緩やかな時の流れに沿って生きていた。」
「うん、、、」
「人間界へ出た途端、歪みが生じて一気に歳を取った。」
「、、ユノがあった時、見た目は相当な高齢者だったんでしょう?、、、可哀そうなお母さん、、、」
「うん。、、、そこで、だ。」
「?」
「俺は産まれた時から人間界に居たにも関わらず、年の取り方は王国の時の流れに沿ってた。要は、歪みに影響を受けなければいい訳だろ?」
「、、、、。」
「いくら鏡の力を解き放って人と同じになってしまっても、この国から出なければ何も変わらないんじゃないかと思うんだ。」
突拍子もないユノの発想に
一瞬望みがありそうな気がしたけれど
あくまでも仮定であって根拠が見つけられない。
大切な事だからちゃんと話し合うため
僕も起き上って、向かい合わせに座った。
「ユノ。よく聞いて?、、、そんなの、、無理だよ。無理に決まってる。」
「どうして?」
「だってユノは、、、ユノは王の血を引いてないから。」
「、、、じゃぁ、その血を分けてよ。」
「なっ、、、どうやって?、そんなこと出来る訳ないでしょう?」
「ふん(笑)血なんて要するに、体液だろ。、、、、なにが言いたいか、わかる?」
「え、、、どういう、、、」
「わからない?、、、俺とお前が、ひとつになれば良いって事、、、」
「、、、、ユノ、」
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
ごめん。
昨夜、夜中に更新するって言ってたのに、
猛烈な睡魔に襲われて、
明け方まで意識失ってましたん…
血圧の低いあたしが珍しく午前中から
シャキシャキ活動すると
夜はやっぱり、途端にこうなっちゃうのよ。
となると!
今後ユノ、もしくはシム、もしくはかきやんあたり←(え。( ̄□ ̄;))に
夜に誘われそうな雰囲気の時は、
午前中しっかり寝とかないとダメじゃないの!
はい。バカ言ってないで。
今日のおやつ。
ちょっと頭痛がしてたもんで、
癒し効果絶大の
可愛いホミンちゃんというおやつを頂きながら、
あぁ、、、
かわいい。
これは鎮痛効果が凄まじいぞ。
ロキソニン必要ないかも。
とか思いながら、
mintちゃんから頂いた、
イタリアのビスコッティをカフェオレと一緒にもぐもぐ。
おいち



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