ホミン短編・Snowy prince・7「出逢い」 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

東方神起小説 Lily♡ホミンの香り
ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」






短編・Snowy prince・7「出逢い」





翌朝、僕らは湧き水を沸かしてコーヒーを作り、
小麦粉と砂糖だけでパンケーキを焼いた。

城では毎日、
当たり前のように豪華な料理を食べているくせに、
こんなにもシンプルなパンケーキを目の前に、
僕の口の中は溢れた唾液でいっぱいになった。

一口頬張ると、口の中に広がる
仄かな甘みが、
体中に沁みわたるほど美味しいと思った。

食べるちゃみ


「どう?うまいだろ」

「うん。すごく美味しい。今まで食べた物の中で、一番美味しいかも。」

「あは(笑)、そんな事言ったら、城の料理長が気絶す、、、、」

「、、、?、なに?ミンホ、どうし、、」

「しっ!」

話しの途中、急にミノの顔つきが変わった。
それから、
人差し指を口元に充てて押し黙り、
周囲にぐるりと視線をやりながら
あたりを伺い始めた。

「チャンミン、誰か僕らをつけてるらしい、、、」

「、、、そぅか。やっぱり、、、」


王の座を狙って、僕を亡き者にしようとしている者は
たくさんいる。
それも、「親族」の中で、、、、。


「誰も信じられないって、、、とてつもなく孤独だな、、、」

「大丈夫。お前には僕が居る。孤独なんかじゃないさ。」

「、、、ん(クス)、そうだね、、、」

「さぁ、出発しよう。とにかく、山小屋まで急いで行こう。あそこにはある程度の武器も隠してある。それと、歩くときは周囲に気を配って、どんな小さな気配も見逃さないで。」

「うん。わかってる。」


それから僕らは万が一の為に
戦闘服を着込み、
手早くテントを畳んで出発した。

ミンホは念のために、王国から持ってきた植物の種を、
道すがらに蒔き、息を吹きかけて
一瞬にして成長させながら歩いた。


そうしながら、
やはりついてくる気配や、
パキン、と小枝を踏み折る音が聞こえてきて、
緊張感を保ったまま、僕らは
ろくに休憩も取らず、
午後を過ぎてもひたすらに歩き続けた。


「、、、相変わらずついてきてる。ヒマな奴らだな。」

「あとどのくらい?」

「1キロもない。頑張れるか?」


大丈夫、と返事をしようとしたその時、
僕らに向けて、前後左右から一斉に矢が飛んできた。

連続して放たれる矢を剣で跳ね返しながら
どこに敵が居るのか見回すが、
避ける事に必死で良く見えない。




僕ら二人に対して、
一体何人が襲ってきているのかさえ分からず、
かなり不利な状態だ。


「チャンミン!走るぞ!急げ!」


王国でも一番を誇る駿足の僕らは、
思いっきり駆け出した。

けれど、
光のように早く、
鋭い切っ先で飛んでくる矢を避けつつ、

更に剣で跳ね返しながらの全速力はさすがにきつく、
一瞬の隙を突かれ、



僕の太腿は、

大きな矢で貫かれた。


「・・・・っ!!」


激痛のあまり僕は
声を上げる事も出来ず、その場に倒れ込んだ。

距離が離れてしまったミンホには、
もはや僕の声は届かない。

力を振り絞り、なんとか立ち上がろうとするが、
矢が突き刺さったままの脚は、
動かそうとするたびに激痛が走り、
踏ん張る事すら出来なかった。


いよいよだめか、と諦めかけた瞬間、、、
茂った木の間から一人の男が
ガサガサと枝を掻き分けて出てきた。


「誰か、、、居るのか?」




人間だ。


あれだけ放たれていた矢が
立ち所に消え、
僕を取り巻いていた「気配」も
息をひそめて大人しくなった。


人間の男は、僕の姿を見るなり
慌てて駆け寄り、
傷の具合を見始めた。



「!!、大丈夫ですか!?、矢が突き刺さってる、、、一体なぜ?あぁ、動かないで。出血がひどい。すぐに止血しないと。脚をゆっくりと曲げて、」

「僕に、、、僕に触わるな、、、、」

「何だって?君、このままだと死んでしまうぞ!」

「、、、僕に構うなって言ってるだろ!」

「うるさい!俺は医者だ!黙って言う通りにしてろ!!」





つづく






こんにちは(*´ω`*)

Snowy prince、、、
今日で第7話に入りました。
短編は10話で終わる、って決めてるのですが、
終わりそうにない……
やばいな。
「連載」にテーマ変えようかな←


今日は、なぜユノがドクターの設定だったのか、
って事がお分かり頂けましたね…←だからナニ(笑)



ところで、、、

寒いじゃありませんか…
2人が日本にいるっていうのに…←修造じゃないってば。

お買い物にいくのも一苦労。←超絶冷え性の寒がり。

あ、でも昨日ちょっと嬉しい、、、というか、
肩の荷がおりた?事が。

じゃじゃーん
これ↓

キラキラ矢印
о(ж>▽<)y ☆見てー☆
ハングル講座の初級修了証書を頂きました(笑)

通い始めてやっと一年、、、

あたし、初級コースすっ飛ばして
いきなり中級コースから入ったんですけど、
今頃になってようやく「初級」の修了書が貰えたという…

頑張ってはいるのですが、
ぶっちゃけ、
ほとんどしゃべれません←って、おぃっ!(笑)

まだまだこれからですww
検定合格を目指して頑張ります♪(*^-^*)




今日もポチ東方神起ありがとうございますユノサイ

にほんブログ村


こちらもポチユノサイペンライト

東方神起ランキングへ