だいぶ寒さが厳しくなってきましたね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか??
久々の通訳お仕事レポートです。
11月13日(土)から20日(土)まで赤十字の
国際交流事業へ同行通訳をしておりました。
アフガニスタンより青少年ボランティアメンバーを
宮城県赤十字で受け入れし、ホームスティや
学校訪問等を通して国際交流をしようという
ものです。
アフガニスタン!?
未知の国ですね~。
どうしても国内情勢が気になってしまう国です。
しかしながら、今回1週間一緒に過ごした
アフガニスタン人のヌールラとアブドゥラは
暗くなりがちなアフガニスタンのイメージをスカッと
吹き消してくれるくらい明るくて積極的な優秀な
高校生でした。
17歳のヌールラと一緒に仙台市博物館の前にて。
ヌールラはアフガニスタン東部でパキスタン国境近く
にあるジャララバードに住んでいる子です。
残念ながらまだタリバン勢力の影響が強めである地域
です。
それでもヌールラは赤十字社(アフガニスタンでは
赤新月社という)のボランティアメンバーとして仲間たちの
教育の向上や生活改善をするための活動に携わり、
ボランティアで英語も教えているんだそうです。
限られた日数でしたが、一生懸命に日本語も勉強
していました。
訪問した小学校、中学校、高校では自己紹介のときに
「こんにちは!はじめまして!わたしのなまえはヌールラ
です!」と元気よく日本語で挨拶していました。
こちらは18歳のアブドゥラです。
とにかくヤンチャで明るく屈託のない笑顔が印象的でした。
そして、ビックリするくらい英語が上手!!
会話力も単語力も発音もバツグンに優秀です。
さすが、国を代表して来日してるだけあります。
アブドゥラはアフガニスタン西部のイラン国境近くにある
ヘラットという都市出身だそうです。
生まれはイランで、13歳でアフガニスタンへ戻ったという
生い立ちもあり、常に多民族、多文化、多言語の中で
生活してきたらしい。
本当にたくましい二人に出会いました。
彼らはワタクシのことを「タイガー・リリー姉さん」と呼んで
慕ってくれました。
11月20日(土)朝、二人は新幹線で東京を経由して
静岡県へ向かい、別の国際交流プログラムへ出発しました。
遠いアフガニスタンという国に、優秀な「ブラザー」が二人
できました。
お別れした仙台駅のホームでは二人とハグして涙が溢れて
きました。
遠いアフガニスタン。。。
なかなか旅行では行けない国です。
彼らも日本へ来ることはなかなか難しいです。
もう二度と逢うことはないかもしれない。
でも、一生忘れないよ、かわいいブラザーたち。
彼らが乗った新幹線をホームでギリギリまで走って追いかけて
手を振りました。
我がブラザー、ヌールラ&アブドゥラ!
Thanks so much for visiting Sendai!!
リリーズ・トランサポート
莉々紀子

