突然ですが想像して下さい。
↓依頼主はこのブラックオパールで指輪を作りたいと思ってます💍
（家族のプチプラコレクションで、私のではありませんが
）
依頼主「私、シンプルなオパールの指輪が欲しいんです。本当に一石だけ使って、他に石は使いたくありません。地金はk18イエローゴールドでとにかくシンプルに、日常使いしやすい指輪を希望しています。アームはつるんとしたシンプルな鏡面仕上げで、お願いします。」
依頼主さんの中では大分、イメージが固まっているような印象を受けます
皆様はどんな想像をされますか
私、この方の要望に従って、デザイン画を考えてみました✨
じゃん！
下手な絵だと分かり難いかもしれませんが、アームの太さ、石の留め方、石の向き、などバラバラにしてみました
依頼主さんのイメージは、一体どれに近いのでしょうね
依頼主さんの要望はかなり具体化されてるようでも、実際イメージする人によって幾通りにもなってしまいます
依頼主と職人さんが異なったイメージを持ってしまうのは、オーダーではかなり危険です
そこで、イメージを共有するために欠かせないのが、デザイン画です✏️
たまにデザイン画を書かずに、メモ程度に依頼内容を書くだけのお店もあるのですが....
私ならそういうお店には、お願いしないかもしれません💦
（これは過去に酷い目に遭いました
）
それぐらい大事なのがデザイン画だと思っています😖
デザイン画にはジュエリーの寸法、使う石の大きさ、留め方、様々な角度から見た図、彫りなどなど、大事なことは全て書かれています
これによって、双方が同じイメージを持つことができます
しかし、、、
デザイン画があっても、まだ完全に安心できないこともあります💦
ジュエリーには、デザイン画の上には表現され難い「作品の纏う雰囲気」というものがもあるのですよね
例えば、同じデザイン画から作成しても、職人さんによって、イメージの違う作品になったりするのです💍（硬い雰囲気になったり、可愛い雰囲気になったり、軽い雰囲気になったり、、、）
これは職人さんの力量や個性によると思っています
もし具体的に頭の中に固定化された希望のイメージがある時は、、、
そのジュエリーの写真（もしくは近い写真）を持って行って、「同じように制作して欲しい。」とお願いすると、伝わりやすいです
そして、できれば、、、
そのイメージ写真はその職人さんの作品から持っていくのが望ましいと思います💦
そうすれば、ほぼ同じように制作してもらえて、イメージのズレが少ないですし、職人さんも自分の作品を認められたようで嬉しいと思います💕
フルオーダーは完成までワクワクソワソワです🌸
オーダーは額が大きくなるので、失敗した時は、、、かなり心理的なダメージがありますからね💔
素敵なオーダージュエリーのためには、私達もお店と一体となって頑張らなくてはいけません
頭の中にあるイメージをしっかりと職人さんに伝えましょう！！✨✨
一緒に作り上げるのが、オーダーの良いところでもあり、大変なところでもあります。
それゆえ理想的に完成した時の喜びは格別なのです
