有言実行ということで、営業職をきっかり1年で辞め、英会話教室の児童英会話講師として正社員になる。
担当した教室は、38名の生徒が在籍していた。
午前中は、教材作りや研修、他教室担当の先生たちとの情報交換、曜日によるが、午後は三時~八時くらいまでがレッスンタイムであった。
わんぱく小学五年生コンビ、情緒不安定な六年生とのマンツーマンレッスン、おませなガールズ幼稚園児クラス、他にも個性豊かな生徒たちとの日々。
わんぱく小学五年生たちのエネルギーがありあまっているので、ある日、とあるアクティビティを思いついた。
「そうだ!ただ英単語リピートするだけじゃつまんないから、ボクシングさせよう!!」
「OK、climb, take a walk!!」
「climb, take a walk!!」
私は、英単語カードをミット代りにし、生徒にカード目がけて単語を言いながらパンチさせていた。
それを先輩に話したら・・・
「ギャハハハハ!!そんなことしてる先生いないよ!!!」
なんと、大ウケ。
私は大まじめにゲームやら活動やらを考えていたのだが、規格外だったらしい。
確かに、これでは英会話教室なのか、ボクシングジムなのか分からないではないか。
しかし、独創的な私のレッスンは続き、半年後、38名の教室が65名にふくれあがっていた。
1人で65名を抱え、私のエネルギー消費量は激しかった。
次回、ゆりじお仕事ヒストリア⑥へ続く・・・!