ばあばを、有名なキャラクターに例えると何だろうと、息子と話していた。
「水ダコ・・・。」
「ウケる~!!」
「何それ、はるくん、ひど~い。」
「わかった!ピーターペテルギュウーじゃない?ハリーポッターとアズカバンの囚人に出てくる!」
「ギャハハハハ!!」
「は!?どこが似てるんだよ。」
「もしくはジャバザハットかな、スターウォーズの。」
「ギャハハハハ!!」
「ちっとも似てないし!!!!」
ばあば、ぶちキレ。
予想を超えて怒っている。
どこまでがジョークが通じて、どこまでがダメなのか全く分からん。
ジャバザハットが地雷だったか・・・。
しかし、まずい・・・。
調子に乗りすぎたようだ。
この怒りを静めるのに大騒ぎとなったのだが・・
ー数日後・・・
息子はるの笑顔の写真を撮ろうと、何度も声をかけているが、なかなか笑わせられないばあば。
「ほら、はるくん、笑って~!」
「・・・・・・・。」
「はるくん!!ねぇったら!!」
「・・・・・・。」
「・・・ほら、ピーターペテルギュウーが笑って~!だってさ!」
「・・・ギャハハハハ!!!!」
「ほら、笑った、今だよ、ばあば!」
カシャ!!
最高の笑顔が撮れた理由が、「ピーターペテルギュウー」呼ばわりされた自分であることを、写真を見る度に思い出すであろう。
孫の笑顔の写真に、喜びたくても喜べないばあばなのであった。