歴史にはまっている私は、何としてでも大阪城を一目見たかった。
豊臣秀吉のファンではないのだが、天下統一に関わる重要な局面で度々登場した大阪城の雰囲気を感じたかったのだ。
向かう途中、何と豊臣秀吉発見!!!
あの兜は秀吉ではないか!!
ということで、息子と大坂夏&冬の陣ごっこをしながら、秀吉の後をつけ、城に忍び寄っていた。
「殿!!秀吉が何故かまだ生きております!気づかれぬうちに仕留めましょう!!」
「そうだな、小十郎!!」
息子は、東軍についた伊達政宗で、私はその家臣片倉小十郎である。
「城内には真田がおります!!用心なされ~!!!」
「殿!!秀吉を見失いましたが、大阪城は目の前です!!しかし、今日は休みで、中に入れません!!悔しすぎます!!」
「仕方ないな・・・。」
「こうなったら家康殿に頼んで、服部半蔵の力を借り、忍法で城をよじ登りましょう!!」
「わかった!!」
「・・・ちょっと待てください!!このままよじ登り見つかれば、Yahoo ニュースに取り上げられてしまう!!!とりあえず入れない悔しさをもって、抱きつきましょう!!!」
「固いな、小十郎。」
「・・・はい。」
大阪城の固い守りに屈した我々は、ふらふらとその場を後にした。
そして・・・
大阪城公園内にある「忍屋」で、大阪城へ来たというのに秀吉のグッズは一切買わず、伊達政宗の眼帯を購入し、ほくそ笑んだのである。
東北へ行け!!!