先日、息子が保育園でよくわからないものを持って帰ってきた。
!?
激しく何だろう。
「はるくん、今日公園で見つけて、絶対持って帰る!ってはりきっていたんですよ~!」
「はぁ・・・そうですか。」
息子は大事そうに、謎の黒い物体(昆布か!?)を抱え、自転車の後部座席に乗った。
自転車で帰宅中、息子が自身の大事な黒昆布を落とし、ぐずりだした。
「はるくんの~~~!!!!!」
わざわざ黒昆布のために道を戻りたくない私。
「ちょっと、何落としてんのよ-!大事なものならしっかり持っておきなよ!!」
そこを通りかかった若くて可愛い女性が、これ?これですか?あなたが落として泣いているのは?といったような不思議かつ複雑な表情を浮かべながら、黒昆布を1週間洗っていない父親のパンツを拾い上げるかのような手つきで拾い、私たちのところまで届けてくれた。
「ありがとうございます!本当すみません!すみません!!(あなたのような可愛い人の手を、この黒昆布で汚し、すみません!)」
-あれから、数週間。
黒昆布は今だ、私たちのリビングに、黒いカスを時折まき散らしながら、存在している。
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