前回のお話は、+夫婦同伴沐浴レッスン☆ 前篇+ 。

「それでは、実際にそちらに用意した赤ちゃんの人形と沐浴セットを使って練習してみましょう。」
私が夫婦代表でやることになり、向かいの夫婦は旦那がやることにしたようだった。

赤ちゃんの人形は3kgあるが、意外と重たく感じるものだ。

助産師さんに教えられる通り、洗っていく。

「背中を洗う時は、手首で赤ちゃんを支えるようにしてくださいね。人形ですから動きませんが、実際の赤ちゃんは結構動きますからねー。」

「はい、ではバスタオルにくるんであげましょう。」

(あ!頭の後ろがヌルっとしてる…。)
さっそく流し残しをした私である。

「以上となりますが、何かご質問ございますか?」

「・・・・・・特にありません。」

「はい。」
「はい。」
「どうぞ。」

「耳は押さえなくて良いのですか。」

「昔は押さえることもあったと思いますが、多少水が入ったからといて、中耳炎になったりはしませんし、最後に綿棒で耳を掃除していただきますので、押さえなくて大丈夫ですよ。」

「なるほど…それと、バスタオルは子ども用にした方がいいんですか。」
「優しく拭いてあげれば、大人と同じで十分ですよ。」

「沐浴する時間帯とかってどうなんでしょう。」
「これも、特に決まりはないです。赤ちゃんの様子を見て、都合が良さそうな時に入れてあげてください。」
「分かりました!」

「ふむふむ、なるほどー。」
妻より夫たちの方が、遥かに積極的なのであった。
この記事が面白いと思っていただけましたら、ポチッとお願いします