1回目の4Dエコーについては+4Dエコー☆真実の顔レポ 前篇+ 。
1回目の4Dエコーでは、顔の4分の3は見えていたものの、臍の緒や手で顔が覆われていたので、2回目の挑戦へ向かうこととなった。

予約時間ぴったりに検査は始まり、再び胸が高まる。

「今日は胎盤に顔をあてていますね~。」
ガビ――ン!

パッ
4D画面に切り替わると、何やらもやもやとした物体がまばらに映っている。
何が何だかよう分からん。
しばらくすると、そのもやもやの間から、息子の顔が少し出て来た。

パッ
埋もれているが、チャームポイントの大きい鼻と分厚い唇は確認できた。
今日も頭を抱えているようだった。
さらに見進めると、舌をぺロっと出して、目をこすり始めた。

眠いのだろうか。

「前回の4Dエコーのビデオを夫に見せて、2人で黒人の赤ちゃんぽいねって話していたんですよー。」
「えーっ!?私にはそう見えませんけど~?」

パッ
いないないばぁのように、グーした手を目の前に持ってきている。
その間から覗く、おちょぼぽってり唇は、愛らしい。

パッ
私のきゅんきゅんしている気持ちを悟ったのか、次に見せたのはニヤリとした不敵な笑みであった。
「やっぱりこう見ると、鼻は大きいし、唇が厚いなぁ。」
認めざるを得なくなってきた検査技師さん

「確かに…ぽってりしてますね~。」
ぽて丸と名付けたくなってきた。
―次回、後篇へつづく
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