妊娠7カ月になり、1カ月ぶりの検診へ訪れた。

血圧は問題なし、体重は妊娠発覚時より6kgも増えていた。

「ふっもういいんだ、諦めたんだ・・・。」
いつものごとく、クール女医による検査が始まる。

「足にむくみはないですねー。お腹周りの長さも標準です。では、超音波で赤ちゃんを見ていきます。」

パッ
いらっしゃった―――!!
と、思ったら、我が子は腹筋するポーズをしているではないか。
例のごとく、頭の長さや背中からお腹の長さを測られている。

「推定体重700gですね。」
妊娠6カ月は、350g~650gほどと言われているので、妊娠7カ月1日目にして700gとは、なかなか大きいのではないか。

「腹筋効果かい?」

「あのー、前回、おそらく男の子でしょう、と言われたのですが、もう1度確認してもらっていいですか。」

パッ
「これだけしっかり見えていれば、男の子で間違いないですね。」
これだけしっかり見えていれば!?
我が息子のイチモツはでかいのだろうか。

パッ
再び顔のあたりが映し出されると、息子は腕をクロスさせ、「恥ずかしいから、顔はやめて」のポーズをしていた。
イチモツを見られたのが恥ずかしくて、我々と顔を合わせられなかったのだろうか。
相変わらずのシャイボーイである。
だが、一瞬、コロ助のような顔が見えた

診察室から出ると・・・

「ねぇ、○○(息子の名前)のちんちん、太ももくらいなかった!?」

「そんなわけあるか!」
ダーリンの男のプライドが揺らいだ瞬間であった。
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