以前、+飼いたい!爺さん的生き物+ で、ダーリンが盆栽を欲しがっていることを記事にしたが、とうとう早めのクリスマスプレゼントという事で、買ってあげてしまった!

盆栽が届くと分かっていた日の夕方、ダーリンは始終そわそわしていた。

「まだかな~~。」
その姿は、やりたくてしょうがないゲームが、祖父母から届くのを待つ、小さい男の子のようだった。
ピンポ―――ン

「はう!!」
ダダダダダッ
家の廊下を、今まで見たことがない猛烈なスピードで走っている。
リビングに帰って来たダーリンは、満面の笑みを浮かべていた。

丁寧に段ボールと包みを開け、「ピラカンサ」と「ヒノキ」の盆栽を食卓に置き、愛おしそうに見つめるダーリン。
◇
この日から、盆栽改め、盆ちゃんズは、ベランダにあるエアコンの室外機の上に置かれ、毎朝ダーリンにより水を与えられ、愛でられている。
ダーリンの盆栽本コレクション

「はじめての盆栽」は、お小遣いで買い、あとの本は市の図書館で借りて来たのだ。

「ねぇねぇ、なおぴょん。ギョピちゃんの超音波映像見直してたんだけどさ~…」

「うん…。」
「ちょっと聞いているの?何見てるの?」

「盆栽の剪定方法」

「私がギョピちゃんの話をしているというのに、また盆栽かぁ!!」
「すみません!すみません!」
それでも、盆ちゃんズを慈しむ姿は、全く憎めないのであった。
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