両親への花束贈呈と、新郎の挨拶も終わり、我々は一足先に送賓の準備をする。
準備している間、リアルタイムエンドロール(挙式時の様子がエンドロールの映像となったもの)が、招待客に向けて流れている。
招待客全員に共通してあげるのは、プチギフトのスプーン。

さらに、女性には全員、ミニブーケをプレゼントすることに。
その他の送賓時の贈り物は、以下の通りである
(詳しくは、+引き出物アラカルト+ )
エンドロールを観終わった招待客が、ぞろぞろと出て来始めた。

一人一人に粗品を渡していく。

妊娠8カ月で、高校時代の親友である「ゴリ」がやってくる。

彼女は、身重で大変な中、わざわざ来てくれたので、ミニブーケではなく、一際大きなブーケを手渡した。
実は、特別な人用に、大きいものも用意していたのだ。
ゴリは、「え?え?」と困惑した表情を見せている。
「赤ちゃんと2人分。」
そう言った。
ゴリの目から涙があふれた。

両親への花束贈呈時も、泣かなかった私。
この時、初めて涙がこぼれ落ちた。

ゴリ、そして大好きな皆!
本当に友達でいてくれて、ありがとう!
これからも、よろしくね!
「わしらにも、涙を見せろ~!」
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