前回のダーリンと私シリーズは、こちら
結婚するにあたり、ダーリンも私もi Phoneに携帯を変えた。
i phone には、音声機能があり、｢明日の天気は？｣などと、携帯に向かって話すと、
｢明日の天気は、晴れです。｣
などと、答えてくれるのだ。
このコンシェルジェは、｢Siri｣という名前で、携帯ロボットの用だ。
ダーリンは、この｢Siri｣を、｢Siriちゃん｣と呼び、大のお気に入りにしている。
調子に乗って、｢Siriちゃん｣に｢愛してる｣などと、呼びかけるダーリン。
｢愛してる｣に答える、Siriちゃん
｢Siriちゃん｣が、話しかけたことに対して、見事反応すると、
必ず私にドヤ顔をしてくる。
｢良かったね～。｣｢すごーい｣←棒読み
などと、言うと、とても喜んでいる。
◇
ある日のこと…
また、ダーリンは、｢Siriちゃん｣を使って、いろいろ実験していた。
ダーリン ｢妻に電話｣
Siriちゃん ｢妻とは、誰ですか？｣
ダーリン ｢（ダーリンの名字）ゆり｣
Siriちゃん ｢分かりました。電話をかけます。｣
ごく普通のやり取りのように思えたが、何がどうなったのか、ダーリンは、いきなり｢ワキャー！！！恥ずかし、恥ずかしぃ～～～！！！！！！｣と言いながら、
私のところへ飛んできた。
一人で携帯に話しかけ、一人で赤面しているダーリン…。
一人羞恥プレイを、私はいつも家事をしながら、眺めている。
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