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私たちが式を挙げるキャメロットヒルズでは、キャメロットの料理が、無料で味わえる「Thanks Invitation 試食会」というものが存在する。
いつも平日しかそのサービスはやっていないのだが、12月は奇跡的に日曜開催だったのだ
すぐさま問い合わせるが、生憎のキャンセル待ち…。
のぉ～～～～！！！！！！
またしても例のイラストで
その願いが通じたのか、直前にキャンセルが出て、試食会へ行けることに
！！
よっしゃああああ！！！
◇
―12月2日（日） P.M19:30
ダーリンと私、私の父＆母の計４名でキャメロットヒルズへ向かった。
タダ飯、タダ酒ということで、大喜びの父。
目尻がいつも以上に下がりまくる。
いつもはひょっとこ顔のくせに、今夜ばかりはおかめらしい。
コース料理が次から次へと出てくる。
魚介のムースゼリー寄せ 野菜のスープ
的なやつ 的なやつ
ビーフストロガヌフ チョコレートケーキ
的なやつ 的なやつ
食後のコーヒー
で、しめにかかろうとするところ…
母がふき出した
「ぷっふ――――――――ぅ！！」
「…ど、どうしたん！？」
「いやぁ、なおさんの砂糖の入れ方が、妖精みたいだなって思ってさぁ。」
「いやっははははは
。」
ダーリンは手首が柔らかいようだ。
「本日は、キャメロットヒルズ、Thanks Invitation試食会へお越し下さいまして、ありがとうございました。」
「私どもの食事が、皆様にご満足いただけたと、確信しております。」
！？
「満足していただけましたでしょうか？」じゃないんだ。
確信しているんだ！
すごい自信だが、思わず納得である。
実際のコース料理よりも、ランクが下である試食会の料理でさえ、美味かったので、
我々の招待客約６０名に「美味いっす！」と言わせられると、私もダーリンも確信に変わった瞬間だった。
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