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【横浜デート
編】
我々は、秋葉原に降り立っていた。
目指したのは、メイドカフェ「@home cafe」である。
ダーリンも私も、出会う前に1度訪れたことはあるものの、再び怖いもの見たさに足を運ぼうという話になったのだ。
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店内は、文化祭のような雰囲気で、若くてピチピチしているメイドさんたちが、萌え萌えな笑顔を振りまいている。
ダーリンと私は、ステージに一番近い、ミュージカル公演でいうSS席を陣取った。
「ご主人様、ご注文はお決まりですか
?」
「メイドの気まぐれメルヘンティー¥700高っ!ください。」
「メイドの気まぐれメルヘンティー¥700高っ!ください。」
メイドの気まぐれメルヘンティーとは、季節に合った美味しくてフルーティーなお茶
が楽しめるというものだ。
正直、そのメニュー名にズキューン
ときて、選んでしまった。
しかし、「気まぐれ」であるのだから、何が入っていても文句は言えない。
ダーリンの好きではない
納豆・トマト、私が好きではない
激甘生クリームが入ってても文句は言えない。
逆にダーリンの好きな
肉・豚汁・スウィーツ、私が好きな
インドカレー・タイカレー・ゴーヤチャンプルーが入っていても喜べない。
また、「やっぱりあ~げない
」などと言って、飲むことを禁じられても文句は言えないのだ。
・・・・・・しばらくすると、
メイドの気まぐれメルヘンティーは、我々のテーブルに置かれた。
どうやら、ゲテモノ等は入っていない、とてもメルヘンで良い香りのするお茶
のようだ。
味をみようと手を伸ばすと…
「ご主人さまぁ
今から美味しくなる魔法をかけたいと思います
一緒にぃ、魔法をかけてくださいね
」
何だ、何だ!?
ビビデバビデブー(シンデレラ)でいいのか?
「私の後に続いてくださいね
」
リピートアフターミー!?
「はい、手でハート作って、胸のところに持ってきてください。」
ぐはああああ
ダーリンは、100のダメージ! ゆりは、80のダメージ!をくらった。
「萌え萌え
」
「萌え萌え
…
」
「萌え萌え
…
」
ダーリンの無駄に低い声が、メイドカフェの空気を破っている…。
「きゅんきゅん
」
「きゅんきゅん
」
「きゅんきゅん
」
「はい
なおご主人様と、ゆりお嬢様のお力で、とても美味しいお茶が出来上がりました![]()
」
メイドの気まぐれメルヘンティー…。
気まぐれかつメルヘン過ぎて、飲む前に、体力消耗の魔法技にかけられるのだった。
次回、+萌え萌えじゃんけんの魔人+秋葉編2 に続く…
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