写真洗浄の手順はこんな感じ
作業始めと終わりは必ず手洗いしてアルコール消毒
写真やアルバムはあの日から2ヶ月も汚水、砂、泥に触れているため
カビや雑菌、一部報道では抗生物質が効かない菌がいるとかいないとか…
なので消毒はかなり重要視されてました。
そして薄手のゴム手袋をはめ作業開始
まず汚れた写真やアルバムなどがたくさん入った箱から適当に写真やアルバムをとって自分のテーブルへ持って行き
アルバム1つ1つ、写真1枚1枚出来る範囲で洗浄していきます。
でも写真は水に触れるとインクが溶けてしまうのでほとんどの写真が原型をとどめていません。
その中で1つでも人間の顔が写っていればその写真は洗浄されます。
人の顔が残ってない写真は破棄されます。
私は最終日あるプリクラ手帳を洗浄していました。
そのプリ帳は無印のアルバムで表紙にはマルキューブランドのシールが貼ってあり
まさに私の学生時代の趣味と同じで
私も無印のアルバムにマルキューブランドのシールを貼ってプリ帳にしてたのでやる気満々で作業してました。
ページ1枚1枚に泥が5mm程べっとりついていて丁寧に1ページずつプリクラ1つずつ洗っていくと
どうやらこの持ち主は私と同い年~2つ上のようでした。
あぁ!このプリ機知ってる!
私もこのフレームで撮った!
この機種の時は私が中学の頃だから…
同年代だからやる事一緒じゃん!
ってかなり親近感湧いて
更にやる気が出てきました。
そんな私の姿を見ていたそこのサブリーダーが話しかけてきました。
おぉ頑張ってるね~から始まり
色々話してたら
今まで回収されたプリ帳は全て捨てられ
その数は100はゆうにこえてるそうで
でも私たちの年代のこのプリ帳と言ったら
青春の全ページと言ってもいい程の物で
しかも写真では写せない
写ってる人たちのリアルな姿が映し出されてるから
例えば、彼氏とのプリクラとか変顔とか
価値は大きいし
写ってる人たちの名前も書かれているから持ち主がすぐ分かるし
あと写真より水に強くて
救える率が高いから
綺麗にして持ち主に届けるべき!
と思ってサブリーダーに熱く訴えたら
申し訳なさそうな顔で
そうだったのか、、それは酷い事をした。。ごめんね。
って私に何度も謝ってきました。
いや、いや、私に謝られても(^◇^;)
今までのボランティアは
プリクラ世代があまりいなく
男性も多かったので
プリ帳がなんなのかよく分からず
価値もわからず
破棄することに反対する人もいなかったそうです。
でも今回をきっかけに
プリクラ手帳も大切な思い出の品としてきれいにされるそうです。
よかったよかった。
で、私が洗ってたプリ帳もきれいになって
(と言っても、洗うのも使い回しの汚れた水と雑巾と筆なので元通りとまではいきませんが)
あとは持ち主が元気でいて
手元に届いてくれる事を願うだけです

そして
最終日の活動を終え
みんなで寄せ書きをかきました

みんなの想い
届きますように


作業終了後ボランティアセンターに残ってたメンバーでパシャり


赤いつなぎ
高校の文化祭のクラス着として買って
大学の実習で農作業をする時に使ってて
もう使わないだろと思ってたら
今回凄く役にたってよかった~
ちなみに写ってるメンバーは
真ん中
南三陸町ボランティアセンター
思い出探し隊リーダー

関西から来てます。
右の男性3人も関西の方。
お仕事休んで来たそうでうち1人は車掌さん

左の女性2人はなんと同い年の21歳

沼津から来たらしいです。
あとこの写真を撮ってくださったのは
サブリーダーの上野さん
気つかってボランティア全員に優しく声かけて回ってぐださってお陰でセンター内は明るくいい環境でした。
お世話になりました。
ありがとうございました。
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