イギリスの片田舎、チェルトナム
「白人村」からこんにちは!
6年間イギリスに住んでいて、
今さらながら気付いたことがあります。
それは、週末を目前にしたり、
夏休みなどの大きな休みを目の前にした時に、
周囲のイギリス人ママ友などから必ず、
「りりはどう過ごすの?」
と頻繁に聞かれることなんです。
お友だちの間でならまだしも、
職場でも頻繁に聞かれるので(笑)、
何もしない休日や、
特に大きな予定を入れていない
夏休みなどの時は、
答えるのに窮するほどです
逆に、私がイギリス人ママ友や
職場のイギリス人上司や同僚たちに
何をするのか聞いてみると、
週末には、
キャンプや日帰りビーチ、
丘にハイキングに行ったり、
クリケットの観戦、乗馬、
子どもの誕生日パーティーの開催や参加、
公園ホッピングをしたり、
直近の夏休みには、
近場のスペインやイタリア、
フランスへ太陽を求めに行ったり(笑)、
英国国内での夏休みを取る同僚たちは、
ビーチの美しい
コーンウォールやデボンといった地域、
もしくは湖水地方で
ゆったり過ごす予定を入れたりと、
まぁ、とにかく(笑)、
彼らは何かしら
積極的に余暇の活動を入れて、
忙しくしてるんですよね
私は今、実は10歳次女が
再来月の9月に、
イギリスのグラマー・スクールという
選抜制の公立進学校への受験を控えているので、
週末だとか、
夏休みを前にしてリラックスするだとか、
全然悠長な気分とは真反対にいます
にもかかわらず、
周りの、同じく受験を控えた子供たちを持つ
イギリス人ママ友たちは、
普通に週末を楽しみ、
普通に夏休みを前に沢山の余暇を入れたりして
やはり、普通に意欲的に
計画を立てているんですよね(笑)
私は、どうしてこれが可能なのか、
不思議になって、
受験生を持つイギリス人ママ友たちに
聞いてみました。
「もうすぐ受験が近いけど、緊張しない?
旅行とか余暇を入れて、大丈夫?」と。
すると、一様に、
こんな答えが返って来たんです。
「It doesn't matter, Lilly.」
(大丈夫よ、りり。大したことはないわ)
と。
ママ友たちは続けます。
「だって、子供たちの受験は、
長い人生においては
一つのチャレンジにすぎないし、
もし結果が伴わなくても、
挑戦はこの先、何度でも出来る。
それより、
勉強を頑張っている子供たちや
応援している私たちママたちが、
しっかり、そのご褒美を得ないとね
そして何より、子供が小さい時は、
家族と過ごす週末や夏休みの方が
よっぽど尊い時間だからね。」
と。
めちゃくちゃシンプルで的を得た返答に、
私は逆にキョトンとしてしまったのですが(笑)、
そこには、
「絶対子供を受からせないと」とか、
「ランクの高い学校に入れないと」とか、
「親だから節制しなければいけない」とか、
私が受験時代に日本で経験したような、
「こうじゃなきゃいけない」
という縛りや気張りが、
全く、なかったんですよね
私はこの時、改めて
イギリス人ってとことん、
「自分創り」が上手いよな
と思いました。
なぜなら、自分や家族が、
どれだけ自分の人生を豊かにし、
楽しむことができるか、
そのことに集中できていると思ったからです。
あたかも、
自分の時間や人生を
一大プロジェクトと捉えて、
個々がしっかりそのプロジェクトを
責任持って遂行している
ように、私からは見えたからです。
そこには、
世間体だとか、
他人の価値観だとか、
完璧な自分の追求だとか、
完璧な結果だとか、
そんなものが一切、
無いんですよね。。。
他人の目線などに左右されず、
自分を楽しませる軸というか、
喜ばせる軸というか、
しっかり彼らは持っているな、と感じたんです。
私はそこにある種、
羨ましささえ感じてしまいました。
なぜなら、彼らは
自分創りという
人生の一大プロジェクトと
積極的に向き合って、
試行錯誤を重ねて来ている
から。
私のように、
「こうじゃなきゃいけない」という、
誰が作ったかわからない既成観念に縛られて、
その自分創りというプロジェクトの機会を
逸していないから、です。
週末の予定や大きい休みの前に
周りのイギリス人たちから頻繁に聞かれる
この、
「りりはどう過ごすの?」
というシンプルな質問から、
こう、彼らの自分創りを
垣間見たように思います
ちなみにこの
「It doesn't matter.」
(大丈夫。大したことないよ。)
という表現、
周りのイギリス人たちは、
とにかく頻繁に使うのですが(笑)、
小さな失敗だとか、
つまづいた経験をしても、
彼らはよくこの表現を使っては、
自分たちを整えています。
日本人の私から見たら
ちょっと自分に甘いんじゃないの?と
思うほどなんですが(笑)、
でも、彼らからしたら、
ちょっとやそっとの失敗や間違い、
結果が出なかったことなんて、
本当に、
「It doesn't matter.」
(大丈夫。大したことないよ。)
なんですよね
そこには、
人との比較はもちろん、
完璧なものも、世間体も、
世間の価値観の押し付けなども、
やはり、全く、ないんです。
自分が、どうしたいか、
どうしたら喜べるか、
ただそれだけに
フォーカスしているんですよね。
軽やかな自分創りをしているというか、
せせこましさがないな、というか(^^)
私、実は少し、考えてみたんです。
なぜ彼らにそのような
軽やかな自分創りが出来るのか。
私なりに出した答えが、こうです。
イギリスに居て、
こう、毎日天気の悪い(笑)、
不可抗力の環境下にいると、
彼らは不可抗力ではない所の、
つまり、
コントロールできる方の
自分の気持ちとか、
考え方を整える所にフォーカス
していったのかもな、と。
日本にいる時のように感じた、
「こうでなきゃという他人の価値観」とか
「世間体」とか、
何か自分で
コントロール出来ないものに
敢えてフォーカスするのではなく、
自分の気持ちや価値観、
そして自分創りという、
自らコントロール出来るものの方に
集中していっているのかなと。
そして、そんな彼らの整え方って、
よっぽどシンプルで合理的だよな、
っていうことに気付いたんです
「世間様を考えなさい」とか、
「自分に厳しくすることが美だよ」、
などというような環境で育った私にとっては、
なかなかすんなり、
この周りのイギリス人たちのような考え方や
自分創りにはいかないかもしれませんが(笑)、
軽やかな自分創りというのも、
良い意味で気が抜けた合理性があって(笑)、
捨てたもんじゃないかもなと、
英国移住6年目にして、
改めて気付いた次第です
・・・さて、
イギリス人たちのように
軽やかな自分創りに興味がある!
という方は、
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