先日、『誠筆展』という書道展に行ってきました。
書道はその昔、『とめはねっ!鈴里高校書道部』というとても面白い書道もののマンガがありまして、その作品を読んでからずっと興味を持っていた表現分野でした。
『誠筆展』に行くために、かなり久々に美術館まで足を運びました。
書道は筆に墨をつけて文字を書くというものですけども、昔の私にはそれがすごくシンプルなものに見えて、そこに自分の個性なんて表現できるものなの?なんて思っていました。
絵だったら色んな色や画材を使ったり、自由に形を描いたりできるけど…なんて。
ですが、『とめはねっ!』を読んでその印象が180度変わり、更にマンガの中で書道について丁寧に解説してもらったおかげで、今回の『誠筆展』もかなり楽しんで鑑賞することができました。
展覧会は写真を撮っていいものかわからなかったので作品をお見せすることができないのが残念ですが、書いた人によって全然表現の仕方が違ってて本当に面白かったです。
私はあんまり崩された字だと読めない人間なので、そこはパンフレットに解説を頼りながらの鑑賞ではありました。
ですが、「この人はどうしてこの字(文)を選んだんだろう」「どうしてこの字(文)をこんな風に書いたんだろう」と、色々想像を巡らしながら作品と対話していくのは、とても贅沢な時間の使い方でした。
作品の中には、紙に絵を描いた後に字が書かれているものもあって、「そういうのもアリなのかー!」「絵うまっ!」と、文字とは別の所でも感動したりしていました。
一つ、作品の中で個人的にかなり印象に残ったものがありました。
「人類よ、宇宙人になれ」
と書かれてあった作品だったのですが、見た瞬間に激しく同意しまして。
やっぱり、自分の表現をここまで追求されてる方だと、宇宙との繋がりも自然と強くなるだろうし、宇宙を意識せずにはいられなくなってくるのだろうなと思いました。
なぜなら、目に見えない世界の方に真実や自分の本質が隠されているからです。
そして正確に言えば、私たちは元々地球という狭い規模に収まるような存在ではないのですが、肉体を持って地球で生活しているとそのことを忘れがちになってしまうんですよね。
なので、皆が宇宙を意識して生活することが早く当たり前のことになるといいなと、作品を見て思ったのでした。
ここら辺のことは、『アデプトプログラム』を受けると詳しく教えてもらえます。
ガイドさんは全国にいらっしゃいますので、ぜひお近くのガイドさんの所に行ってみてくださいね。
帰りに美術館の売店に素敵なグッズが売られていたので、そこでも色々と見てきました。
絵画のポストカードなどを見ている内に、「そういえば私、昔は絵が好きだったよなー」としみじみ思い返していました。
昔は絵を描いたり見たりすることが好きでした。
なので、美術館にも結構行ったりしてました。
好きだと言っても自分の好きなように描いたり見たりするだけでしたが、それでも今よりずっとそういったものに触れてる時間は長かったように思います。
いつの間にか、「生きて行く上で別に必要ないから」とか「いつまでもそんなものに目を向けてちゃいけない」なんて思って、自分で勝手に切り離してしまっていたことに気づきました。
これはさもえど太郎氏の「アルティスト」の中の一コマですが、ふとこのシーンを思い出しまして、ホントにその通りだなと思いました。
今回美術館に行けて、そのことを思い出すことができたのもいいことだったなと思ったのでした。