昨夜、夫に慢性膵炎の検査結果を報告をしながら、『この病院で膵炎見つけてもらえて本当に良かったわぁ。この病院じゃなかったら手遅れで膵臓癌になってたかも』と言うと、夫が『この病院はどうやって知ったんだっけ?』と。

 

遡って色々思い出した。

 

そういえば、まだ関西に住んでいた30代前半頃から、度々お腹が痛くなることがあったのだ。その時は決まって背中も痛かった。

でも、胃炎などの症状でも背中が痛くなることがあると聞いていたし、胃痛かなくらいに思っていた。

 

それでも我慢できないほどの激痛の時は、夜間救急診療で実家近くの総合病院に行ったことも。

ただ検査は、レントゲンのみで『便秘が原因ではないか』の診断だった。


その頃、東京の姉の家にもちょくちょく遊びに来ていたが、その時にも一度お腹の激痛に耐えられず、夜中にタクシーで一番近かったセレブ御用達と言われる某病院に行ったこともあった。

その際も採血のみで特に異常なしと。

 

東京で一人暮らしをするようになってからも、激痛でその某病院を受診したが、行った検査は尿検査のみ(笑)

そのセレブ御用達の病院、、、独身時代に住んでいた場所から一番近いという理由だけで利用していたが、、、、

さすがに激痛で受診したのに尿検査しかしてくれなかった時は、二度と来ない!と思った。

実際、それ以来その病院には行ってない。

 

次に訪れたのが、国立がんセンターだった。

お腹と背中の痛みを訴えると、検査してくれたのは腹部超音波。

子宮筋腫と胆嚢腺筋腫が見つかったが、緊急性はないので経過観察で良いと。

しかも、ガンでは無いのでうちの病院では診れない。と突き放され・・・(笑)


そこで母がネットの口コミ等で色々調べてくれて、『ここの病院良さそうだから行ってみたら?』と教えてくれて行ったのが今の病院。


初診は比較的若めの医師だったが、症状と癌センターでの検査結果を伝えたところ、『検査結果の画像データをもらってきてほしい』と。

『子宮筋腫にしろ、胆嚢腺筋腫にしろ、癌センターでは大したことがない病でも、うちでは大したことがあるかもしれない』と心強いこと仰ってくれたのだ。

そして、診察するにあたり、子宮筋腫と胆嚢どちらから先にするかというところで、私の子宮筋腫は、大きいのが8個あり、1番大きいもので12cmのものがあったので、まずは子宮筋腫から診てもらうことになったが、消化器内科も並行して今の主治医に色々検査をしていただいた。
(子宮筋腫はここの病院の婦人科の名医に診察していただき、緊急性が高いとのことで、すぐに手術になった。)

膵臓の検査は段階を踏んで、CT→MRI→内視鏡→超音波内視鏡。

超音波内視鏡でようやく慢性膵炎との診断名がついた。その前にも血液検査でトリプシンの数値が異常に高かったので、恐らく膵炎だろうとは言われていたが、正式に慢性膵炎と診断されたのは超音波内視鏡で。

慢性膵炎は、膵臓が10年以上の長い時間をかけてゆっくり破壊されていくそうなので、関西に住んでいた頃に度々お腹と背中の痛みがあったのは、恐らく慢性膵炎になり始めていたのかな、、、
それを今の病院で、超音波内視鏡検査をしていただいたお陰で膵炎を発見してもらい、早い治療を始めることができた。

ここの病院は、膵臓癌になる手前の慢性膵炎への進展を早期にとらえ、慢性膵炎の進行を早期の段階で食い止めることに力を入れているそうなので、本当に先生方のご尽力のお陰です。

症状が改善されなければ病院を変えることも大切だと思うし、直接、中の様子を詳しく検査できる内視鏡検査って、本当に大事だな!と改めて思った。