エコー検査までの道のり。 | タイと踏ん張る

タイと踏ん張る

タイ生活で干支が一周し2019年末に日本に引っ越し。
旧タイトル『タイに腰掛け』…タイに腰を据える覚悟は無いけど、腰掛けじゃなく踏ん張って行こう‼︎→『タイと踏ん張る』
タイ人夫と長女9歳、3歳のダウン症の長男、2023年5月産まれの次男の5人家族。

下書きに保存してた記事を順番にアップしております。
順番があるので、いきなりここから読んでくれる方は一番最初の記事『念願のご報告』から読んで頂けると分かりやすいと思います。

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まぁ~悪い意味でのアメージングタイランド炸裂致しました。
長いですが、順番に…。


7月3日

予定通り、エコー検査の予約を入れていたので病院に向かいました。到着10時頃。
『エコー検査』と書かれた予約表が母子手帳の一番上にホッチキスで止められているものを提出。
この時点で、かなりの待ち時間が予想される順番を手にする。

30分ほど待ってたら、呼ばれる…。
まずは血圧、体重を量って、尿検査。
もちろん最初にもらった尿を入れる容器は自分で持参です。
で、検査後は自分で尿を捨てに行く…汗

で、その後待ち続ける。
こりゃなかなか呼ばれないよ…と判断して、病院内の食堂へ先にご飯を食べに行く。
ご飯を食べて、戻ってきてもやっぱり呼ばれない…12時から1時間の休憩に突入。
暇なんで、近所を散歩。

13時過ぎに戻る。
その後も待ち続け、呼ばれたのは14時半くらい。

当然のようにまずは看護婦さんと話します。

今日はエコー検査をするのね~と…。
でもまだ7週ちょっとねぇ~、まだ早いんじゃないかしら?という件がまた始まる。
またその説明するの…と思いながらも、ジュイも一緒に説明してくれる中…
近くの年配のベテラン看護婦さんが「今日はエコー検査できる先生居ないから、明日また来て」と言うではないか。

私一瞬で、返しましたね…

「えっ?どういうことですか?
 2週間前から予約を入れてるんですけど。」

ベテラン看護婦さん…
「今日ね、急な会議で午後からエコー検査する先生がいなくなっちゃったのよ。だから明日また来てね。」

「いやいやいや、私ね4時間待ってたんですよ。
できないならできないで、なんで最初に来たときに言ってくれないんですか?この4時間無駄ですよね!!」

…と私、ついつい声を荒げて反撃。
(まーでも分かってるんですよ、どんなに怒ってもエコー検査ができる様になる訳ではないことは…でもね、怒らずにはいられなかった)

目の前にいる看護婦は、「私も12時に知ったのよー」と突然さをアピール。
いやさ、でも今もう2時半なの!!
私の『エコー検査』と書かれた予約表は10時には、一度は看護婦さんの手で確認されてる訳。
血圧とか測った時にね。
でも予約内容なんて誰も気に留めないのでしょう。
きっと順番に裁いて行って、あー今日エコー検査できないよと17時まで待っても言われるのでしょうよ。

まー怒ってる私を目の前に、場を収めようとするのか説明が始まるんだけど…
一番印象に残っているのが…

「ルアン・ポカティ(よくある事なの)」と言っていたこと。
まーね、ここはタイですもんね、タイ人はそれで納得するんでしょうよ。
でもね、何年住んでもやっぱり日本人な私には腹が煮えくり返るようにイライラしてしまいましたよ。

その説明を聞くのも腹が立って。

「もう説明も結構です。
 明日も来ませんから!!
 もうこの病院にも来ませんから!!」

と出て行こうと立ち上がる私。

その横で謝るジュイに無性に腹が立って…
(まぁー今になって思うのは、あの状況でジュイも一緒に怒ってたらややこしい夫婦なので、正しい行動だったのでしょう)

「違う病院に変えます」と一筆書かされていたジュイさん。
まー病院側の色々があるのでしょう。

久々にあんなに怒ったわという状況で、病院を後にしました。

バイクの後ろで(そう私、未だにバイクに乗ってます、だって車ないんだもん、しょうがないよね)日本語で暴言を吐きまくる私。

なんで、謝るねんとジュイを攻める私…。
大人な対応のジュイさん「あそこで怒っても、何も得無いやん」

プンプン怒りながら、前にジュイに調べてもらってあった個人クリニックの場所の確認に行きました。

ジュイはもう私立病院に行くか?
というのですが、やっぱりあの国立病院が一番施設が整っているのであればあの病院で産みたい。
それに分娩費用だって大きく違うでしょうよ…。

なので、あの病院で働いている先生がやってる個人クリニックで診察をして、出産は国立病院という方法が一番賢いんじゃないかなと思う。

その日の夜。

ネットで見つけたクリニックに行ってみたけど、婦人科のみで産科はないと断られる。

そして翌日、ネットで口コミの良かった私も印象の良かった前回見てもらった女医さんのクリニックに行ってみるが新規お断りということで見てもらえなかった。

個人クリニックは、営業時間が夕方17時から21時までとかで、土日は午前のみ…という感じでいつ行っても混んでる。(朝から夕方までは大きな病院で働いてるからね。)患者が溢れてる状態なので、新規を断ることが多いそうな。
そんな話は妊婦のタイ人友達に少し聞いていた。

そしてもう一軒、ジュイに事前に調べさせていた場所に行ってみる。

最初は断りモードだったんだけど、粘って受け入れてもらえました。

男の先生なんだけど、まーそんなに悪くない。

手でお腹を軽く抑えるように触って、順調ですね…だって。
分かるんでしょうかね?
この先生にもエコー検査の希望を伝えました。
普通は5ヶ月くらいにならないとしないんでよー。とか言いながらしてくれると。
そしたら、クリニックには機械が無いそうで、病院で予約を取っておくからとメモを受け取りました。

その予約は7月8日。

その日、久々にすごい雨でさすがにバイクで行くには危険と判断し、ジュイの選手仲間の友人に車を出してもらって病院へ向かいました。

今回は産婦人科へは行かず、受付で先生にもらったメモを見せて、エコー検査をする部屋が5階だそうで、そこへ直接行ってくださいと言われる。

この時点で予約を30分過ぎていました。

先生がまだ居ないと言われて待ち続け、私より後に来た人たちが皆去った後で、やっとこさ担当医登場。
エコーする先生はいるんだけど、私はもうこの病院の掛かり付けではないため、クリニックで見てもらっている先生じゃないとダメらしい。
帝王切開の手術をしていたらしく、1時間ほど送れて登場。

実は到着して少しして、これに着替えてと筒状の布を渡されておりました。
ズボンも下着も脱いで待っててね…と。
検査する部屋ではなく、待合になってる廊下の先にあるトイレで…。

いやね、旦那さん付き添いで来てる人もチラホラいるなか…。
しかもトイレの床ちょっと濡れてるし…。
しかもそのまま小一時間も待ったという…汗
途中でソワソワして、1回下着履きに行ったけどね、で、先生到着後はちょっと尿意が…といってトイレへ行って脱いで、いよいよエコー検査。

まさかの、普通のお腹の上にジェル塗っての検査だった~。
あれ、私下着脱がなくても良かったね…汗

しかも途中で先生の携帯電話が鳴って、普通に会話。
先生は切ろうとしているのに、相手が切らない…という様子で数分話してました。
その間、ずっとグリグリ…。

まっ、別にいいんですけどね。
エコー検査までの道のりが長すぎて、先生の微妙な態度はそこまで気にならなかった…。

無事に赤ちゃんの姿も見えたし、心臓が動いているのも確認できました。
ちょうど8週に入って直ぐぐらいだったので、体調は1.5センチほどだってさ。
先生はこれが頭で、足がコレだねーとか言ってたけど、楕円にしか見えませんでした。
でも心臓が動いてるのを見たのは、感動したな。

写真ももらって、終了。

お会計は750バーツ(約2300円)でした。
日本だとエコー検査したら1万円は越えるとネットで目にしていたので、やっぱりタイは安いのかな。それともここが国立病院だからでしょうか…。

次の検診は8月1日です。

まー長かった、この日までの道のり。
病院での怒りのやり取りも、今思えば、クリニックでの検診に切り替えるいいきっかけだったかもしれないなぁ~と思います。

妊娠してるともちろん思ってたけど、エコー検査して、赤ちゃんの姿を自分の目で見て、もう心臓がピクピク動いてるのを見て、やっと…本当にやっと確信を持てました。

このまますくすく健康に育ってくれますように。