HG1/100ガンダムエアマスター製作・レビュー | 英国とミニチュアと私

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英国に以前住んでいました。
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 1996年に放映された『機動新世紀ガンダムX』。

 不人気からプラモ化が進まず、主人公の僚機のガンダムエアマスターも1/100サイズは放映当時のキット(税込1650円)のみ。

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 「今の自分が昔のキットを本気で作ったらどうなるんだろう真顔?」という歪んだ興味がわいてワクワクします。

 年明けから作り始め、50日ちょっとで完成しました。

 

 これから作る人の御参考に軽くレビューを。

 

カメラ まずは完成品

 

 合わせ目の処理をして塗装したのみです。

 マッシブでありながら鈍くさくないバランスがいいですラブ

 カラーは、いずれもクレオス水性で

   赤:レッド

   白:ガンダムホワイト

   関節等:ミディアムグレー

です。

 なかなかのイケメンキラキラ

 ボリュームのある額パーツが格好いいですね。

 ツノなどは、クレオスのラッカー塗料のブルーゴールド。

 

 飛行形態に変形します飛行機

 やたらとモールドの多いキットですが、変形すると航空機っぽくて格好いいです。

 モールドの追加はしていませんが、0.15mmのタガネでシャープに彫り直しました。

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 製作時間の大半は、モールドの彫り直しでした滝汗

 ところどころ線がヨレているのは御愛嬌アセアセ

 

 付属する武装は、両肩のミサイルとライフル二丁。

 両手持ちって格好いいですよね銃

 自分が両利きのせいか、妙に親近感を覚えます。

 

 可動は上の写真くらいが限界。

 腕を真上に上げられないのがこのキットの弱点。

 

注意 製作上の注意点

 

 変形機構のおかげでパーツが適度に分割されており、昔のキットにしては難易度が低め。

 縦割りの合わせ目消しは大量にありますが、予め段落ち処理されているところもあります。

 

 オススメの後ハメ加工は2カ所レンチ

 

 1つ目:白いパーツで赤いパーツを挟み込む翼。

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 下の写真のように矢印部分をカットして後から接着すると塗り分けが格段に楽になります。

 

 2つ目:胴体で挟み込む首パーツ。

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 塗り分けの問題に加え、変形時に首パーツが前後にスライドする構造のため、確実に擦れて色ハゲします。

 「工」みたいになっている接続部を「T」にカットし、後から挿す形に変更しました。

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 左右にプラペーパーを貼って緩さを調整しています。

 

 その他注意点として、肩パーツと肩装甲を接続する部分がものすごくタイトです滝汗

 

 破損の危険があるレベルなので、接続部をゴリゴリにヤスリがけして調整する必要あり。

 

上差し 総評

 

 可動に難はありますが、味のあるプロポーションの名キットキラキラ

 旧キットの部類ですが、難易度もほどほどです。

 

 個人的には90年代頃のHG1/100シリーズがガンプラの中で一番好きかもしれません。

※ 僚機のHG1/100ガンダムレオパルドと記念撮影。ここまで来たら、積んでいるアレも作ってトリオにするしかないですね。

 

 誰が作っても格好良くなる最近のキットも素晴らしいですが、努力しなければ手に入らない感動もまたプラモの醍醐味。

 値段と手間、仕上がりのバランスが一番よかった時代という気がしますおねがい