皆さん、年末をいかがお過ごしでしょうか。
私は、例によって海と空の見える場所で温泉に入ったり、酒を飲んだりしておりました
露天風呂から眺めた月が格別でした
・・・さて、月と言えば、1996年に放映された『機動新世紀ガンダムX』ですよね?
不人気ゆえに放送期間が短縮された悲運のシリーズで、プラモもあまり出ていません。
同作品に登場するガンダムレオパルドも当時発売のキットのみ。
HG1/100ガンダムレオパルド(希望小売価格:税込1620円)。
4か月かけて、大晦日の本日ついに完成しました。
このキット、古い上にひとクセあって、きちんと仕上げると大変な手間がかかります
これから作る人(いるのか?)の参考に軽くレビューを。
まずは完成品
無骨でよろしい
腕部や装備が左右非対称で、情報量が多いです。
例によって、キットのポテンシャルを最大限生かす方向で製作し、合わせ目消しをして全塗装をしたのみ。
モールドの追加や改造はしていません。
本体色は、クレオス水性の濃緑色+グリーン+コバルトブルー=1:1:1です
随所の金は、クレオスのブルーゴールド。
胸部中央のセンサー部は、ブルーゴールドの上に水性クリアーレッドを吹きました。
写真だと伝わりにくいのですが、キラキラしたアクセントになっています
細部のカラー設定は、ネット上にあまり資料がなく、ガンダムチャンネルの動画(↓)を大いに参考にさせてもらいました。
説明書の作例も、実はアニメの設定と一部違っているので、要注意です
多彩なギミック
左右非対称の全身に武器が仕込まれており、色んなスタイルで飾れます
右脚に仕込まれたビームナイフも抜刀可能。
一番の特徴が左腕がスッポリ収まるインナーアームガトリング。
このキットの最大の難点は、この状態では左腕がほぼ動かないことです。
製作上の注意点
パーツの大半が縦割りなのは、旧キットのお約束。
しかし、モールドが非常に多く、縦割りとの相性が最悪
合わせ目を消すと、一緒にモールドが消えるので、彫り直したり、場所によってはプラ板で再成形する必要があります。
こんな感じの作業がアチコチで必要になります。
モールドを消したままでもいいんですけどね。
キット本来の姿を再現するため、ムキになってやりました
あとやっかいなのが、凹んでいる部分の合わせ目消し。
しかもモールド付き(笑)。
こんな感じの場所(↓)がたくさんあります。
写真右のようにプラ板にモールドを彫って塗装したものを貼り付けて対処しました。
レベル2。
白い部分が仮に入れたプラ板部分です。
しんどすぎ
ちなみに、説明書の作例では、この部分が映らないアングルで巧妙に撮影されています(笑)。
胴体を後ハメ加工すると塗り分けが格段に楽になるのは、この時期のキットのお約束。
矢印部分の軸受けをこんな感じにハの字にカットしておけば、腹部を塗装後に接続できて簡単。
こんな感じで後からドッキングします。
総評
とんでもなく手間がかかりますが、現状で手に入れられる唯一の1/100スケールのガンダムレオパルド。
噂通りの名作キットで、プロポーションが申し分ありません。
全力で取り組めば応えてくれる良キット。
可動域がかなり限られるのは難点ですが、もともと派手な身体的アクションをしない機体ですからね。
個人的にはかなり気に入りました
大仕事を終えて、すっきりした気分で年を越えられそうです。
皆様も良いお年をお迎えください