旧キット1/144コアブースター製作・レビュー | 英国とミニチュアと私

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英国に以前住んでいました。
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 以前、お台場のガンダムベースに行ったら、大きなテーブルにコアブースターのプラモが50個くらい山盛りになっていました。

 1つ税込330円。

 安っ!

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 「今日はこれにするか口笛」…と、スーパーでアジの開きでも買うようなノリで買った本キット。

 パーツ構成を確認すると…

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 実際、アジの開きのようでもありうお座

 随分手間がかかりましたが、本日ようやく一応完成しました。

 これから作る人の参考になりそうなことをいくつか。

 

虫めがね まずは完成品

 

 旧キットながらプロポーションは完璧。

 コアファイターが付属します。

 車輪を出した着陸状態と飛行状態の選択式です。

 なお、飛行状態で飾るためのスタンドは付属しません。

 小さなランナー2枚で収めるには仕方なかったのでしょうね。

 

 スタンドを省略してまで別途コアファイターを付属したのはなぜか?

 私の勝手な想像ですが、多分これでは↓。

 公式設定から外れるためか、明示されていませんが、羽根を開いた状態のコアファイターもブースターに取り付けられるんです。

 幻の形態で遊べるプレイバリューおねがい

 

キョロキョロ ところで、コアブースターって、何?

 

 若い人は知らないかもしれませんね。

 

 1981年に公開された劇場版『機動戦士ガンダムⅡ哀戦士』に出てきた連邦軍の戦闘機です。

 テレビ版のGファイターに相当する役割で、セイラさんやスレッガーが乗っていました。

 

 80年代当時、アメリカのスペースシャトルが話題になっていたので、デザインにその強い影響が見て取れます。

 機体上部にしょぼい機銃みたいなものが2つありますが、実はメガ粒子砲で、モビルスーツをバンバン撃破していました。

 モビルスーツの存在意義を怪しくする超兵器とも一部では呼ばれているようです(笑)。

 

レンチ 製作上の留意点

 

ハサミ 後ハメ加工

 

 コアファイターの機首部分は、挟み込んで組み立てる構造になっています

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 ここは、機首側面の出っ張りをカットし、後ハメ加工すると塗装が格段に楽になります。

 こんな感じです。

 

 あとブースターのエアインテーク部(?)も仕切りを挟み込む構造になっています。

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 ここも、仕切りの横側の出っ張りを切ってしまえば後ハメでき、インテーク内部の合わせ目消しや塗装が楽になります。

 ただし、接着がやや難しくなるので、流し込みタイプの接着剤があった方が楽です。

 

銃 メガ粒子砲

 

 メガ粒子砲の根っこ部分がうまく本体の穴にハマりません。

 塗装前に根っこの部分をヤスリで調整した方がいいです。

 このように砲身の向きを真っすぐにするには、結構な調整を要します…。

 

上差し 総評

 

 コスパ極大(笑)。

 330円で40代の大人が2か月くらい楽しみました(苦しみました?)。

 

 合わせ目消しやマスキングによる塗り分け、後ハメ加工など、工作技術を思い切り試されるキットですが、プロポーションが申し分なく、努力するだけの価値はあります。

 

 こういうキットをキチッときれいに仕上げられる人が工作力の高い人なんでしょうね。

 今の私には色々と無理でしたがチーン

 

 製作を通じて色々なことを学べましたニヤリ

 ガンプラ製作の修行にもいいんじゃないでしょうか。

 今回は適当なところで切り上げましたが、将来、上達したらまた取り組んでみたい名キットです。