20年以上前に買ったまま放置していた旧キットの1/100HGガンダムヘビーアームズカスタム。
撃ちまくったれ!という分かりやすいコンセプトと黙々と戦うトロワ君のキャラが相まって、お気に入りの機体でした。
※ 時代を感じさせるチラシが入っていました。
意を決して作り始め、本日ついに完成しました。
合間の時間を使って、大体2か月くらいかかりました。
昔のキットにしては格好いいな、おい。
合わせ目消しや目立ったヒケの処理をして、全塗装したのみ。
エンドレスワルツ系の旧キットって、プロポーションに独特の良さがあります。
ミサイルポッドの筆塗り地獄。
合わせ目消しもかなりの量なので、この機体に対する愛がないと耐えられないレベルです。
胸などの装甲色が、緑とも紺ともつかない微妙な色。
クレオスの水性塗料で、グリーン+インディブルー+ネービーブルー=1:2:1で塗装したところ、個人的にはしっくりきました。
全体をプレミアムトップコート(つや消し)で仕上げています。
頭と肩のツノは、クレオスのゴールド(ラッカー)で塗装し、最後に別途取り付けました。
キラリと輝く良いアクセントになったと思います。
この旧キットを今から作る人がどれくらいいるか分かりませんが、参考になりそうなことを書き残しておきます。
○ 後ハメ加工
塗り分けが面倒な箇所が多いのですが、簡単に後ハメ加工できるオススメのポイントが2つあります。
1つ目は、胴体。
白い腹部をグレーの胸部で挟み込む構造のため、胸部の合わせ目消しを前提とすると塗り分けがやっかい。
胸部側の接続部4カ所(青矢印)を写真のように「ハ」の字にカットし、ピン(黄矢印)を切っておけば、胸部と腹部をバラバラに塗装した後でハメ込めるようになります。
なお、首のパーツも「エ」の字型の接続部を挟み込む構造になっていますが、上の写真のように「T」字に接続部をカットすれば、後から接着できるので塗り分けが楽です。
2つ目は、肩のツノ。
黄色いツノを挟み込んで組み立てるようになっていますが、どのみち可動しないので、接続部をカットして後から挿せば塗り分けが楽。
こんな感じ(↓)。
白い上腕部も挟み込む構造になっており、これを後ハメ加工することも可能ですが、保持力が落ちるのでやりませんでした。
なお、肩の横に排気口のような部分(↓)がありますが、こういう奥まった部分の合わせ目消しって面倒ですよね。
薄いプラ板をカットして貼れば、合わせ目消しがいりませんし、塗り分けも簡単です。
○ 左足のスネの溝
パーツの合いが悪く、左足のスネの溝に隙間ができます。
接着した後で気が付いたので、やむなくパテで隙間を埋めましたが、仮組みして予めパーツの合いを正した方が楽です。
※ 分かりにくいですが、左足の溝部分の方が微妙に太くなっています。なお、20年以上前のキットなので、最近再販されているものでは修正されていたりするんでしょうかね??
◯付属のシール
濃い成形色の上に淡いグリーンのラインを塗り分けるのが面倒だったので、付属のシールを使いました。
ただ、上の写真のようにところどころサイズが微妙に合っていません。
旧キットらしさとして愛せるならともかく、気になる方は頑張って塗った方がいいです。
○ その他(まさかの欠品)
パーツの欠品がありました
30年以上ガンプラを作っていますが、初めての経験です。
右肩内部のミサイルがブツブツに並んでいるパーツ。
バンダイのパーツ在庫にもありません。
(こちらのサイト(↓)から、部品注文用のパーツの在庫を確認することができます。)。
仕方がないので、プラ板とプラ棒で自作しました。
ややこしいパーツだったので、大変な手間がかかりました
俺は一体、何をやっている!…とはヒイロならずとも思うところ。
左右反転したパーツの複製ですが、比較的平面的なパーツだったので、
① 存在するパーツをコピー機で紙にコピー
② 紙をプラ板に貼って、プラ板を切り抜き
③ ひっくり返す!
で作りました。
意外と原始的(笑)。
細かい段差は、ヤスリで削って再現しました。
この左上のミサイルポッドです。
さすがに接写には耐えませんが、プラ板工作初挑戦の私にしては上出来
キットへの愛があれば欠品も怖くない!(本当か?)。
実は、MGのヘビーアームズEWも積んでいるんですよね。
まずは旧キットから…と思ったんですが、思いのほか格好良く仕上がってしまい、MGを作る意欲がちょっとなえてしまいました(笑)。
名作旧キットだと思います