【杜の都でホームランキャッチ? ~桃色席種レビュー'17~】 | 監督のささやき戦術

 自分自身が球場に足を運ぶために、日曜を定休日にしている当スタジアムにとって、いつも持て余すのが月に一度ある貸切営業のスライドの月曜の休場日

 そこにたまたま運よくプロ野球の日程が組まれていたら、そりゃ行くに決まっている。という事で遠征に赴いた今週月曜日の休場日の話をさせて頂く。

 

 

 向かった先はもちろんここ。

 4月以来の今季二度目となった、我がご贔屓楽天イーグルス本拠地Koboパーク宮城である。

 

 「桃色行脚」の裏テーマのひとつとして気まぐれに取り組んでいる、「通い慣れた球場の座った事ない席種を試そう」活動。その中で最も多くの席種にトライしてきたここKoboパーク宮城で、今回もまた未踏のエリアを試してきた。それが前掲の写真の「外野レフトホームランボックス」である。

 

 

 その名の通り外野レフトスタンドの、センターバックスクリーン横から左中間にかけての最前列に配されているこのエリア。昨年、観覧車から撮った写真で位置を説明すると…

 照明塔に若干かぶっている、レフトスタンドの左側、外野芝生自由エリアの一番前が「外野レフトホームランボックス」のエリアである。

 

 このエリアの前はラバーフェンスではなく金網になっており…

 金網越しにフィールドを眺める格好になる。若干掘り下げられているので、座ると視点はほぼグラウンドレベルになる。

 

 そのフェンスの上部には、ネットが張り巡らされている

 網目がかなり大きいこれは、防球ネットではなくホームランキャッチを試みた選手の客席転落防止として設置されているようである。

 

 

 「ホームランボックス」の名の通り、ここはボックス席種である。

 ご覧の通り、フェンスに対して直角にベンチとテーブルが配されている。そのベンチとテーブルの幅はおよそ180センチ。1ボックスの定員は8名だが、HPに記載されている球団推奨人数は5~6名。確かに8名で座ると一人頭の割り当ては45センチとなり、だいぶ窮屈である。

 

 このような構造のボックスが、エリアに都合14ボックス並んでいる

 今回は取ったのはほぼど真ん中の「8」のボックスで、定員8名席を僅か3人で使うという贅沢な観戦となった。

 

 気になるお値段であるが、イーグルスが導入しているフレックスプライスにより16000円~28000円の幅で変動。定員通りに使ったとして、レフト外野指定席の倍の価格となる。この日は平日という事もあり、最安の16000円であった。

 正直に言って、視点がかなり低いのでお世辞にも見やすいとは言えなかったが、イーグルスのホーム側レフトスタンドではほぼ唯一のボックス席種。外野の応援を近くに感じつつ、仲間とワイワイ飲んだり食べたりを楽しむには最適の席種であろう。そういうニーズの方にはお勧めである。勝利時には金網越しに選手とハイタッチも出来るし。

 

 

 結論から言えば、ホームランは1本も飛び込んで来ず、勝利のハイタッチも出来なかったここ「外野レフトホームランボックス」から見届けた試合の話は、また次回に。

 

 

 屋外球場泣かせの梅雨空が続いている今日この頃。雨による中止の心配はない全天候型の当スタジアムへの皆様のご来場を、引き続き心よりお待ちしております。