2017シーズンの「野球始め」から中1日、今度はご贔屓「イーグルス始め」を済ませてきた昨日日中の話をさせて頂く。
オープン戦期間は倉敷や静岡の滞在期間が長く、なかなか関東地方までやって来ないイーグルスゆえ、ファームの春季教育リーグから観戦をスタートする事が多いのだが、今年もご多分に洩れずそのパターンに。
少々早起きをして、乗り込んだのは大宮行きの京浜東北線。やって来たのはこの球場。
球場名を示すモノが何も写っていないが、ここは埼玉県さいたま市の市営浦和球場である。
毎年のように楽天二軍利府イーグルスがこの時期に春季教育リーグの主催試合を開催しているため、気付けば毎年のように足を運んでいる。
プレイボールは12時30分。カードは利府イーグルスVS戸田スワローズ。
スタメンはこちら。
試合前のメンバー表交換。
久々にお目にかかるイーグルス平石二軍監督と、監督としては初めましてとなるスワローズ高津二軍監督。
今季も何十試合と観戦に足を運ぶであろうご贔屓イーグルス戦の、その個人的開幕投手となったのは、かつてのドラ1右腕であった。
気付けばもう8年目、今年三十路に差し掛かる戸村投手。
投手陣の競争は激しかろうが、頑張って一軍の座を勝ち取ってほしい。
割と見知った顔が多かった利府イーグルスの顔触れの中、ただ一人スタメンに名を連ねていたルーキーが。
ドラフト3位で入団したスイッチの外野手、田中和基選手。出身は戸村投手と同じ立教大学である。
イーグルス的に非常に縁起の良い姓の持ち主ゆえ、ぜひとも大成してもらいたい。
記憶が正しければ、この選手もお初にお目にかかった気がする。
静岡高校から2015年のドラフト4位で入団した2年目のキャッチャー、堀内謙伍選手。
高校時代は侍ジャパンU-18の司令塔として大活躍したが、ルーキーイヤーは入団直後の怪我で出遅れてしまった。次々代の正捕手目指して、しっかり経験を積んでほしい。
対戦相手の戸田スワローズに目を転じてみると、やたらと強い「パリーグ色」に目が行く。
先発は、昨季途中までバファローズのユニフォームを着ていたこの投手。
八木投手との交換トレードで昨季途中にやって来た、近藤一樹投手。
打つ方では、1番センターで出場のこの選手。
昨年まで対戦相手のイーグルスに在籍していた、榎本葵選手。
育成から自由契約になり、トライアウトを経てスワローズに支配下契約で入団という、ある意味ご栄転を果たした彼は、個人的にも応援していた選手なので、ぜひセで輝いて欲しいと願っている。
そしてもう一人は、実績あるベテラン選手。
アキレス腱断裂などの影響で、昨季限りでマリーンズを自由契約となり、キャンプ中のテストを経てスワローズに入団した、大松尚逸選手である。
この日は最初の打席で強烈なヒットを放ち、ファーストまで全力で駆け抜けていたので、足はもう万全なのであろう。こちらも復活に期待したい。
ダグアウトの中にも強烈な「パ臭」が漂う。
あの「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン」で球史に名を残す元猛牛戦士、北川博敏コーチは、今季よりスワローズの二軍打撃コーチに就任。
こちらも元猛牛戦士。
現役時代は近鉄バファローズの守護神として活躍された赤堀元之コーチも、今季より二軍投手コーチとして入閣。
ブルペンに座るこの方も。
中央の渋いイケメンは、今季より就任した小野寺力二軍投手コーチ。現役時代の晩年をスワローズで過ごしてはいるが、やはりイメージは「ライオンズの人」である。
後姿のみだが、三塁のコーチャーズボックスに立つこの人も。
「賢治」はスワローズの選手だったが、こちらは森監督時代のライオンズ黄金時代を支えたお兄さんの笘篠誠治コーチ。2016年から二軍外野守備走塁コーチを務めている。
こんな感じで、とにかく「パ色」が強いスワローズなのである。ここ数年、成瀬投手、今浪選手、大引選手、山中投手、坂口選手、鵜久森選手などなど、数多くのパ出身者の活躍が目立っているので、今季も「神宮の元パ選手」なんてポイントにも注目してみたいと思う。
場内を落ち着きなくうろつきつつ、あちこちにカメラを向けてたら、あっという間に出勤前の時限観戦はタイムアップを迎えた。
エラー絡みもあったが、先発戸村投手が2回までに4失点…。その上さらにイーグルスのヒットを1本も見る事なく球場を後にするという何とも不吉な「犬鷲始め」(試合も敗戦だった模様)となってしまったが、勝利は公式戦でたっぷりと観戦出来ればいい。甚だ不安だが…。
夜の仕事の特権を生かせるこのオープン戦、春季教育リーグの時期は、引き続きせっせと出勤前の時限観戦に足を運びたいと思う。
デイゲームのオープン戦帰りの皆様の当スタジアムへのご来場も、引き続き心よりお待ちしております。