【りり~ず、公式サイトデビュー】 | 監督のささやき戦術

 当スタジアムのHPの話ではない。

 

 既に大半の方には忘れ去られた、というかそもそも最初から記憶されていないと思うが、以前こちらで紹介させて頂いた「りり~ず」という名の彼女(推定)の続報である。

 

 

 初見の方はギョッとされるかもしれないが、こいつがそのりり~ずである

 近所に住みついている野良…、もとい地域猫をペットと言い張るという荒業を駆使し、晴れて入会に漕ぎつけたバファローズの球界初のペット専用ファンクラブ、「Bsわんにゃんクラブ」

 入会に際し、彼女(推定)に勝手に与えた名前が「高橋りり~ず」なのである。そのあたりの顛末などは、こちらの記事を参照されたし

 

 「Bsわんにゃんクラブ」をきっかけに、一方的にペット指名してから早3か月。

 当の高橋りり~ずにはペットになった自覚はまるでないらしく、相変わらずつかず離れずの関係、…いや離れっぱなしの関係が続いており、入会特典で貰った「BsCLUB2016ペット用オリジナルプリントクッション」は、お蔵入りしたままである。

 

 

 さてさて、話はゴールデンウィーク直前の4月末ごろに遡る。

 見知らぬ番号からの着信に出てみると、相手は「Bsわんにゃんクラブ事務局」を名乗る女性であった。

 

 ここ数年、12球団+αのファンクラブに入会しているが、いまだかつてファンクラブの事務局から直接連絡を受けたためしなど一度もない…

 まさか高橋りり~ず誕生の経緯が耳に入り、「地域猫はペットではないので除名させて頂きます」と通告されるのではないかと一瞬身構えたのだが、用件は

 

 「りり~ずちゃんの写真を、わんにゃんクラブのサイトに掲載してもいいですか?」

 

 という内容であった。除名通告ではなく胸をなでおろすと同時に、新たな疑問が頭をもたげる…。

 

 

 4月の「ペットデー」に合わせて立ち上がった「Bsわんにゃんクラブ」特設サイトには、インスタグラム経由で既に多数のペットたちの写真が上がっている。

 ざっと眺めてみたが、そのどれもが愛らしく小奇麗そして高そうである…。

 

 そんな中にブサイクで小汚い…、もとい個性的で野性味溢れるうちのりり~ずちゃんが紛れ込むなんぞ、魔法使いに会わずに舞踏会に突撃するシンデレラ状態ではないか…?

 と、しばし逡巡したものの、「ペットに貴賎なし!!」と自らに言い聞かせ、快諾したのである。 

 

 

 そんなやり取りがあったのが約1か月前

 その後それを完全に忘れていたのだが、昨晩ふと目をやったTVに映っていた「ネコまっしぐら」のキャットフードのCMを見た刹那に思い出し、バファローズの「Bsわんにゃんクラブ」のサイトにアクセスしてみたところ…

 いた…。ご丁寧に「さん」付けで…(姓はなし)。

 

 

 ちなみに、この「ペット紹介」のコーナーに掲載されていたのは、犬6匹猫10匹の都合16匹

 想像していたよりもずいぶんと少ないが、まさかこれが全会員という事はあるまい…。皆様電話確認の時点で断ったのだろうか…?

 

 この16匹の「Bsわんにゃんクラブ」会員たちの写真をよく見てみると、屋外で撮影されているのは2段目の豆次郎さんとうちのりり~ずのみ

 その豆次郎さん、どうやら服も着せてもらって、庭か公園らしき場所にいるのに対し、むき身のりり~ずが座っているのは、誰がどう見ても材木置き場…。やはり場違い感を醸す結果となってしまったのだった…。

 

 

 ところでここに掲載されている高橋りり~ずの写真、若干ピンボケ気味なのだが、これには事情がある。

 

 人間用のファンクラブと同様に、「Bsわんにゃんクラブ」にも会員専用のマイページがあるのだが、前述の電話の際に「そこに登録されている写真を掲載します」と伝えられていた。

 サイト掲載の際に、見てる方々に「誤ってどこかの野良猫の写真が混入したのではないか…?」と誤解を与えぬよう(実際誤解でもないのだが…)、マイページに登録しておいた写真はこれ。

 小さくて分かりにくいプロフィール写真の拡大がこちら↓

 「Bsわんにゃんクラブ」会員の証である「BsCLUB2016ペット用オリジナルプリントクッション」をじっと見つめる高橋りり~ずの図、という1枚である。

 

 そんなこちらの配慮を知ってか知らずか、掲載された写真では肝心のグッズ部分はばっさり切り落とされ、「材木置き場にぽつねんと座るぼさぼさの猫(低画質)」という構図にトリミングされていたのである。

 画質の低下によって高橋りり~ずの愛らしさが損なわれたかと問われれば、もともとあまりないので特に影響はないのだが…

 

 

 とにもかくにも、こうしてバファローズのサイトに掲載された事は、高橋りり~ずを球団公式に会員認定してもらったようで、エセ飼い主としても嬉しい限りである。

 多分いまだにペットという自覚を持っていないであろう本人、…いや本猫にもこの喜びを伝え、分かち合いたいところだが、多分返事はいつも通り「しゃ~っ!!」であると思われる。

 

 

 以上、いつも以上に無益かつ無内容な話をさせて頂いた。

 愛するペットを広く野球ファンに見せつけてやりたいと欲する方は、ぜひこの「Bsわんにゃんクラブ」をチェックしてみて頂ければと思う。

 仮にバファローズファンでない方でも、飼い主とペットで贔屓球団が違うのもなかなか面白い、と前向きに考えて…。

 

 

 さんざんペットの話をした流れで一応申し添えておくが、飲食店である当スタジアムは、衛生上の観点からペットのご入店はご遠慮頂いている(いまだかつて一度も聞かれたことはないが…)。

 

 愛するペットはご自宅でお留守番してもらった上で、皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。