各球団によって呼び名は異なるが、通称「ファン感」と呼ばれる、そのシーズンの最後に開催される球団公式の一大イベント。
先週末からの3連休で10球団が開催したこの「ファン感」の一部に、暇に任せてファンでもないのに紛れ込んできた話をさせて頂く。
ちなみに、タイトルで「ファン感荒らし」とか吹かしているが、特に妨害行為などを働いてきたわけではない、という事は念のため冒頭に申し添えておく。
11月22日の日曜日。曇天模様の下、久々に京葉線に乗り込んでやって来たのはここ。
今季確か5度目となるQVCマリンフィールド。言わずと知れたマリーンズの本拠地、つまりマリーンズのファン感に、事前申込不要&無料に惹かれてやって来たのである。
マリーンズのファン感の正式名称は「スーパーマリンフェスタ2015」であり、シーズン中何度か開催された「マリンフェスタ」の集大成的な位置付けだそうである。
例年とどう違うのかは、今年初めて参加したので分からない。
朝10時からスタートのこのイベントであったが、到着したのは12時半くらい。単なる寝坊ゆえののんびり到着である。
ちょうど昼休み的な時間で、大きなイベントなどはやっていなかったので、球場内外を徘徊する。
球場外のファンクラブ入会案内ブースにて。
来季のファンクラブ、ゴールド会員が選べる特典の一つ、桃色マリーンズユニ。
実物を初めて見て若干心惹かれる部分はあったが、もうレギュラーで更新済みであった…。
グッズショップで発見した叩き売りブース、…もとい感謝セールコーナー。
来季はどうやら我が贔屓チームの三塁手になりそうな雲行きの今江選手のグッズが、ワゴンで投げ売りされていたので、歓迎と激励の意味でいくつか仕入れておいた。
そうこうしているうちに、グラウンドでイベントが始まる時刻になったので、スタンドへ移動。
報道されている通り、来季に向けてビジョンの大改修工事を行っているQVCマリンフィールド。
おかげでビジョンが使えず、フィールドで行われている事は目視で確認するのみという、なかなか分かりづらい状況であった。
そのフィールドには、ビール売り子アイドルのカンパイガールズの姿が。
これからデビュー曲を披露しようかという時に、乱入して来たゴツい一団が…。
左3人の「裸の大将」感が半端ない、「カンパイボーイズ」とか名乗る6人組。
タンクトップの手書きのMマークと胸番号が妙にいい味を出している。
一緒に「カンパイ娘」を歌って踊りましょう!、となったのだが…
だいぶぐだぐだな展開に…。
左の石川投手、中村選手は早々に諦めて棒立ち状態である。
と、そんな前座があって、プログラムはメインイベント(多分)である選手による運動会、「スポーツフェスタ」へ。
わらわらと選手たちが登場。ジャンパーを着ている選手は一目で誰だかわからない。
解説を務めるのは、当スタジアムの『LILIES BASEBALL LIVE(LBL)』でもお世話になった、マリーンズOBの立川隆史さん。
インチキを瞬時に見抜いて得点無効のジャッジを下すなど、腕利きの審判も兼ねていたのだった。
参加選手が「井口選手チーム」「サブロー選手チーム」「福浦選手チーム」の3つに分かれ…
綱引きや…
障害物リレーで争う中、借り物競争の「借り物」で、凄まじく見覚えのある人物を目撃。
マリンフェスタユニとは明らかに異なる水色ユニの男は、この前夜、当スタジアムで飲んでいた桑田ます似さんではないか…。
期せずして2日連続でお目にかかり、マリーンズ関係ないのにいるんだな、この人…、と自分の事を棚に上げて思ったのであった。
グラウンドでイベントが繰り広げられている隙に、スタンドを一周してみる。
個人的には超新鮮な景色の、ライトスタンドからの眺め。
ここに立ち入ったのは、まだMVPもおらず、本当にヤバいくらいガランガランだった1990年代後半以来であった。
こうして、始終うろうろし続けていた「スーパーマリンフェスタ」は、特にイベントに参加する事もなく、選手と触れ合う事もなかったが、初めて足を運んだマリーンズのファン感見物は何もかもが新鮮で、ファンでなくてもそれなりに楽しめたのだった。
日程と意欲と天候次第では、また来年も紛れ込んでみたいと思う。
ブログタイトルにひっそりと「幕張編」と謳っている事でお察しかも知れないが、この連休中、マリーンズ以外にもファン感に紛れ込んできた。その話はまた追ってレポートさせて頂く。
「プレミア12」終了後で、12月の忘年会シーズン直前という谷間ゆえか、今週に入って連日まったりした営業が続いている当スタジアム。
12月中旬以降はご予約で埋まりつつあるので、のんびりゆったりと野球忘年会をお楽しみになりたい方は、前半がお勧めである。
残り約5週間となった2015年、最後まで皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。