【覆面VS水色VS桃色 バトルロイヤル】 | 監督のささやき戦術
 表題の熱きバトルがこの夏、都内某所で密かに開催されていた。

 出場者は以下の3名。
 鼎談風景
 ちゃぶ台を囲む謎のマスクマンと、黄金時代ライオンズの水色装束、そして見覚えの大いにある桃色装束

 この異様で派手な光景が展開された都内某所とは、ご覧の通り我が本拠地神田スタジアムである。


 とあるマニアックな共通項に導かれてここに集ったこの3名。

 その共通項というのは…
 12球団FC本
 全員、「プロ野球12球団すべてのファンクラブ(FC)に入会している」という事である。

 
 写真中央のボディと顔が一致しないマスクマンは、前掲の『プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!』の著者、長谷川晶一さん
 著書タイトルにもある通り、12球団FC歴10年のレジェンドである。

 右のライオンズブルーを身にまとった方は、その長谷川さんの本のデザインも担当されたデザイナーの鈴木ユキタカさん
 12球団FC歴は3年

 そして説明不要の桃色装束、12球団FC歴は当スタジアムの歴史と同じで2年目


 そんな3名が集まって何をしたのかというと、集英社のスポーツ総合情報誌「Sportiva」のWebサイト上の企画で、「12球団FC入会者が集まって、FCについてあれこれ議論しよう」という趣旨の座談会なのであった。

 
 事の発端は、前掲の『プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!』出版の打ち上げ縁あって当スタジアムで開催して頂いたところに遡る。

 その際にご来場頂いた長谷川さん、鈴木さん、そして集英社の方に「実は自分も12球団FCに入ってるんすよ」とご挨拶させて頂いたところ、そんな奇特な奴が3人もいるんだったらなんかさせてみよう…、と集英社さんが考えたのか、後日この鼎談のオファーを頂いたという次第なのである。
 
 一介の場末の野球居酒屋のオヤジが、その道のプロの方に混ざって何を話せるんだ…?、という懸念は大いにあったものの、基本的に当スタジアムに舞い込んでくる各種依頼事に関しては、特に深く考えもせずに安請け合いをするのを常としているので、このオファーも二つ返事で引き受け、冒頭の写真の鼎談が実現したのである。


 で、その熱くマニアックな鼎談が、全3回の内容で昨日より「Web Sportiva」上で公開された。

 詳細はリンク先をご覧頂きたいと思うが、実際は白熱し過ぎて脱線だらけであった当日の鼎談の内容が実に見事にまとめられており、個人的にはそのプロの技に感心する事しきりであった。

 
 参加させて頂いた立場としては、勉強になる事、大いに共感できる事、感心させられる事などが目白押しで、単純に一野球マニアとしてひたすら楽しい時間が過ごせた鼎談であった。

 その後、「12球団FC入会」を続けている方が更に数名発見されたらしいので、もしまたこんな機会があれば次回はもっと大規模な座談会が出来ればと、個人的密かに願っている。


 当スタジアムは、来季以降も廃業の憂き目を見ない限りは12球団FC入会を続けていくつもりであるので、各球団のファンクラブ特典グッズや会報の見比べなどでのご来場も、引き続き心よりお待ちしております。