話題の鮮度の低下は気にせずに、日曜の遠征の話を続けさせて頂く。
主に外身の話のみで終わってしまった前編。
後編は新設スタンド突入編をお送りする。
8月30日に開場したKoboスタ宮城の新スタンド。
それに上るためにわざわざ遠征を組んだ今回。
初めて突入するエリアで、選んだ席種は「カウンターシート」
その名の通り、カウンターが設置されている。
見ての通り奥行きは若干不足気味であるが、弁当を広げたりスコアを付けたりするには便利であろう。
ただ、テーブルにもシートにもドリンクホルダーがなく、中身の残りが少ないカップなどは、風に飛ばされそうで不安であった。
ちなみに、座った位置の真隣には照明塔がそびえ立っていた。
せっかくわざわざやってきた新設スタンド、思う存分うろうろしてみる。
目の前にあったスペースは、「スタンディング50」という立ち見エリア。
名称は「50」となっているが、試合中にこのスペースにいたのは多分20名くらい。
こちらは同じく立ち見エリアの「スタンディング25」という席種。
席からの眺め。
ダイヤモンドは見られるが、ライトの守備位置は完全に見切れている…。
申し訳程度に鉄塔部分にモニタがついているが、果たして試合中にどれだけの人がこれを見るのだろうか…?。
ちなみにこの「スタンディング50・25」はエリア単位の販売で、それぞれ50,000円、25,000円。
つまり、定員マックスまで集まれば一人1000円で観戦できるわけだが、逆に考えれば、50,000円払えば50人分のスペースを独り占め出来るとも言えるわけで…。
いつか暇とお金があり余ったらやってみたい。
自分が座っていた「カウンターシート」の真後ろに並んでいた席種、「ボックスシート」は6名ボックスが8、7名ボックスが10ある。
ドリンクホルダーとしての穴が人数分開いているが、その分テーブルは6人で弁当を広げるには少々狭い。
プレミアムな席種という位置付けと思われる、「ハイパーリビング」は、4名用、5名用、7名用と用意されている。
座面と背もたれにクッションを完備。
一人当たりの割り当て幅もゆったりとしている。
一番の特徴はこちら。
各ブースごとに、モニタが設置されているのである。
カバーがされているとはいえ、風雨や直射日光は大丈夫なのであろうか…?
こちらは新設スタンドのホーム寄り、中段から後段にかけて展開されている「プレミアムシート」
座面と背もたれにクッション素材がついた椅子に、特急列車的な折り畳みテーブルを完備。
同じく新設スタンドホーム寄りの最上段に2か所ある立ち見エリア「スカイデッキ」
ご覧の通りグラウンドは少々遠いが、開放感があって非常に気持ちがいい。
恐らくバックネット裏5階のプレミアムラウンジを除けば、Koboスタで一番高い席であろう。価格ではなく標高が。
新設スタンドで最も多くの席数を誇り、外野寄り側スタンドの大半を占める「バイパーシート」
席としては普通の跳ね上げ式の椅子席であるが、紅白に色分けされており、遠くから見ると楽天グループの「R」のマークが見えるようになっている(それは撮り忘れる…)。
ちなみにこの日はこのエリア内に「応援ステージ」なる櫓が組まれており、イーグルスの攻撃中にエンジェルスやクラッチがやってきて盛り上げていた。
以上、開場直後でまだ空いていたのをいい事に、隅から隅まで全席種を見物して回ったKoboスタの新設スタンドの様子をレポートさせて頂いた。
単なる増席でなく、色々と趣向を凝らしてバラエティに富んだ席種を用意しているあたりに、楽天野球団さんの営業努力が見て取れ、大いに感心させられた。
この10年間、ちょくちょく改装、改築を繰り返しているKoboスタ宮城(名前すらちょくちょく変わっているし…)、いつ行っても違う顔が見られる事も、個人的にこのスタジアムが好きな理由の一つである。
そんなKoboスタ宮城を見習って、常に変化と進化を続けてゆきたいと思っている当スタジアムへの皆様のご来場を、引き続き心よりお待ちしております。