【都会の地方球場 ~桃色行脚'14~】 | 監督のささやき戦術
 先の日曜は恒例「野球好き婚活パーティ」で貸切営業。

 いつもはその翌日月曜日をスライド休場日とさせて頂くのであるが、今回はその月曜に『LBL7 ~ラガーナイト~』が入っていたため、スライドのスライドで初めて火曜日を休場日とさせて頂いた。

 その火曜日に炎天下の地方球場に行ってきた話を少々させて頂く。

 足を向けた先は、「都会の地方球場」という「黒い白馬」みたいな矛盾をはらんだここ。
 大田スタジアム
 大田スタジアム

 都市対抗で準優勝した富士重工の本拠地群馬県の太田、ではなく、東京都大田区である。点はない。

 用向きはこれ。
 対戦ポスター
 イースタンリーグ公式戦、スワローズVSイーグルス

 ご贔屓イヌワシ軍団のファームと、当スタジアムがスポンサーの末席に名を連ねている戸田スワローズの一戦。
 このカードは始球式をさせて頂いた5月11日の戸田球場以来である。

 
 今季2試合しかない大田スタジアムでの主催試合、戸田スワローズさんも色々と力を入れて盛り上げており、つば九郎やら何やらを色々と動員していた。

 そんな中でのエンカウント
 レスラー
 ちょうどこのすぐ側でつば九郎に人だかりが出来ている中、ぽつねんと取り残されていた誕生したての新キャラクターに敢えて接近し、調印式が済んだレスラーごっこを満喫。

 背中にしょっているヤクルトの造形の良さと、そのヤクルトに賞味期限が刻印されていない事が少々気になった。

 
 外周をひとしきりうろうろし、球場入り。

 今回初めて訪れた大田スタジアム。
 さすがは都会の地方球場、3300人収容の立派なスタンド、ナイター照明、全面人工芝などなど、すこぶる立派である。
 大田2
 大田1
 かんかん照りの夏の好天ではあったが、海の側に位置している事もあり、吹き抜ける風が気持ちよくさほどの暑さは感じなかった。

 球速表示まで搭載されているスコアボードに「すげーな」と感心しながら眺めつつ、ふと上方に目をやると
 旗
 たなびく旗に気が付いてしまった。

 イーグルスの球団旗、逆さま…。だいぶ失礼な仕打ちである…。

 すぐさま顔見知りのスワローズ球団スタッフの方に通報。


 プレイボールは13時30分、スタメンはこちら。
 スタメン
 イーグルススタメン6番の中川選手、ちょうどこの日に第一子が誕生と翌日の球団発表で知った。
 おめでとうございます!!(ちなみにこの試合では3打数1安打1打点と活躍)


 スワローズ先発は、長きリハビリ生活を経て最近実戦復帰を果たした、由規投手。 
 由規
 同郷仙台人の野球選手はみな応援しているが、自分の知る限りドラフトでイーグルスに入団できずに涙を流した恐らく唯一の選手という事もあり、好きな投手である。

 この試合は4回4安打1失点
 一日も早い一軍での復帰を願っている。


 イーグルスの先発は、7月21日の西武ドーム観戦の際に先発、そこでノックアウト後に登録を抹消されていた美馬投手。 
 美馬
 奇しくも現時点での一軍最終登板と、抹消後初登板に立ち会う事になる。

 3回まではパーフェクトに抑えたものの中盤に崩れ、結果6回5安打3失点
 相変わらず制球も定まらず、復調にはまだちょっと時間がかかりそうに見えた。


 この試合で初めて見た若鷲戦士、その1。
 今野
 ドラフト9位ルーキー、今野投手

 地元宮城の無名の公立高校からドラフト最下位での入団、というところからのサクセスストーリーを大いに期待している。
 ちなみにこの日の勝ち投手(2勝目)。


 その2。
 古川
 ドラフト4位ルーキー、古川投手

 イーグルスが好んで指名する傾向にある、九州の高校生の一人。
 この日は2回2失点で、防御率も6点台。高卒1年目、まだまだこれからか。

 
 彼らと同期のドラフト2位ルーキー内田選手のホームランを含む猛打賞など、若鷲打線が猛威を振るったこの一戦。
 最終スコア
 16安打11得点で大勝。

 打ちも打ったりであるが、逆に若鷲投手陣も10安打を浴びたので、スッキリという勝ち味ではなかった。

 そしてご覧の通り、最後まで直される事のなかったイーグルスの逆さ球団旗…


 前述の通り、ヤクルト球団さんもつば九郎、トルクーヤ、パトさんなどを招集し、イベント等で盛り上げようと頑張っていたが、公式発表では観客数589名
 やはり夏休み中とはいえそこは平日、スタンドが立派な分どうしてもガランとして見えたが、個人的には空いている球場が大好きなので、快適な観戦が出来た。

 ガランとしてた分いつもより余計に悪目立ちしたのか、はたまた平日の真昼間の二軍戦に集まるレベルの野球好きが当スタジアムにも集っているからなのか、いつも以上に当スタジアムのお客様にお会いしお声掛け頂く事が多かった(全客数の2%くらいの計算になる…)。
 

 というわけで、青空の下でのどかな地方球場で、思う存分野球を堪能してきた変則スライド休場日の火曜日。
 
 定休日の日曜日を中心に観戦活動を行っているので、たまにガラ空きの球場に行くとすごく嬉しくなる。

 が、自分のところのスタジアムがガラ空きではおまんまの食い上げとなってしまうので、引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。