Be Wolf キャンプ 2017 レポート③ バックポケットで起きた奇跡 | あなたとつながるラジオ寺子屋

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・・・レポート続き・・・

 

オオカミたちの群れに息づく【4つの生きる力】

 

・コミュニケーション

・個性を尊重する

・チームワーク、

・忍耐

 

この四つの力を パックの仲間と共に

さまざまなアクティビティを通して育んできたウルフキャンプも終盤。

 

 

 

ひとりひとりがあるがままの自分を自覚し、

寄り添い、深め、表現し、

 

自分が自分になってゆく(=個性化する)ことで、

パック(群れ)全体のチームワークが高まる 

 

ということへの体感を 徐々に深めてきた私たちが、

 

 

【感動の奇跡】を体感したアクティビティが

バックポケットでした。

 

・・・・・・・

 

バックポケットとは、

パック(群れ)が挑戦する 小さな旅です。

 

旅の始まりに 全員が目隠しをされます。

目隠しをした状態で、ひとりひとりが番号をもらい、

 

スタートの合図で、50mほど先のゴールを目指します。

 

ゴールに全員がたどり着いたら もらった番号通りに垂直につながり

全員が右手をあげたら終了。

 

これを45秒以内にやり遂げなければ 合格にならないという

かなり難易度の高い旅です。

 

 

目隠しをしたままゴールに向かって駆け出してゆくだけでも

足がすくむほど 恐怖心が湧いてきます。

 

当然、いろんなものに突っ込んだり、ぶつかったり、転んだり、

見当違いの方向に走って行ったりします。

 

なんとかたどり着いた先でも、

順番通りに並ばなければなりませんが、

 

声で番号を伝えることは禁じられているので、

 

みな、自分の番号しかわからない中で 

順番を間違えずに垂直に並ぶための工夫を考えなければなりません。

 

この挑戦は、1時間の持ち時間の中で

話し合いや練習を重ね、 本番としては2トライだけできます。

 

 

・・・・・・・

 

 

打ち合わせの後、

まずはやってみよう!と、1回目のトライ。

 

心を一つにして 各自、全力を尽くしたつもりが

 

結果は、、、

 2分近くもかかってしまいました。

 

「これを45秒まで縮めることなんてできるのか!?」

 

はっきり言って、できる気がしなくて、

頭は真っ白になりました。。。

 

 

 

2回目のトライに向けて、

パックの仲間と 再度、

作戦会議とミニ練習を繰り返しましたが

 

・目が見えずに ゴールに向かって50m走っていく恐怖心

・順番を間違えずに並ぶための工夫

・誰一人欠けても失敗しても達成できないということ

・45秒という ムチャクチャ高い「心の壁」。。。

 

 

説明の時、松木さんが言われていた言葉が思い出されます。

 

「方法論はいっぱい生まれてくるだろう。

 でも手続きが多ければ多いほど時間がかかることを忘れるな。」

 

「心配になるほど、方法論ばかり出てくる。

 どこまで自分のことを信じられるかが形に現れるのがバックポケット。

 自信なさげな人が一人でもいると絶対に達成できないんだ。」

 

「一人一人が自分の持っている可能性を最大に発揮して、

 そのことを互いに感じ合いながら動けたら一番強い。」

 

「できたらいいなーという状態では絶対にできないのがこのアクティビティなんだ。」

 

 

自分にとってのエッジと

パック全体に漂っているエッジ

 

 

この二つを、同時に超えてゆくことができるのだろうか。。。

 

 

2回目のトライに向けての作戦会議と練習を

制限時間ギリギリまで繰り返し、

 

「もう行くしかないね!」

 

となった レッドパック。

 

正直、「作戦」に関しては

全員が納得いくものになっていたのかどうかはわかりません。

 

そもそも、

みんなの個性は違うのですから。

 

ただ、みんなベストを尽くして頑張った。

それだけは 疑いようがない。

 

 

タイムも、1トライ目の 約半分!にまで縮まり、

1分2秒くらいだったかと思います。

 

 

結果が出た時は、

「あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」っという 残念なため息よりも、

 

「おぉ〜〜〜〜〜〜〜!」という驚きの声が勝っていたのは

みんなが一つ、自分の壁を超えた証拠だったんじゃないかと思いました。

 

 

45秒の壁はクリアできなかったけれど、

それぞれに ”やりきった感” を感じながら

 

ふわふわとした気分で

元いたスタート地点に戻っている最中・・・

 

 

パックでは 1、2番の若手で

いつも集合がかかっても 最後にふらりとやってくるような

つかみどころのないハルキが、

 

「ちょっとみんな こっちに集まって!」

 

と、号令をかけてきました。

 

みんな、「どうしたのかな?」と思いながら

集まってみると、、、

 

 

「くやしいっ! もっかいやりたい!!!」

 

と、訴えるハルキ。

 

 

兄貴分の ゆうへいが、

 

「気持ちは痛いほどわかるよ。でもな。。」となだめたり、

 

私も、現実を受け入れることも必要だから・・・

という心持ちで黙ってしまったり。

 

 

みんな、いろいろな思いを胸に

珍しくストレートに自分の思いをぶつけてきたハルキの言葉を心に響かせながら

それぞれに言葉を交わしていました。

 

 

すると、、、、、、

 

 

50m向こうのゴール地点から

 

「おーーーーーーーーい」と、

なにやら、松木さんが呼んでいます。

 

 

耳を澄ましてみると、

 

 

「もう1トライやりたいチームはあるか?」

 

 

!!!

 

 

「ハルキの、ただただ純粋でまっすぐな願いが天を動かした!!」

 

私は、大げさでなく 心底そう感じて、

正直、2日間で一番感動した瞬間でした。

 

 

 

想定外の流れで臨んだ 3トライ目。

 

結果は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

38秒!!!???

 

 

ワオーーーーーーーーーーーーン

 

 

 

びっくり仰天の結果に

レッドパックの喜びの遠吠えは いつまでも鳴り響いていました♪

 

 

・・・レポート④へ続く❤️・・・

http://ameblo.jp/lilianoano/entry-12288568850.html

 

 

 

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