想像以上に素晴らしくて
私の中のいろんなものがゆさぶられた
きのくにこどもの村 南アルプス校。
現在、
和歌山・福井県勝山・福岡県北九州・山梨南アルプスの4ヶ所にあるこどもの村。
1984年に学校づくりをはじめて、
1992年に認可をとってから25年。
『世界で一番自由な学校』
と呼ばれるサマーヒルをモデルに、
「子供に寄り添う教育」を
一貫して行ってきたこどもの村。
【自由な子供】に育ってほしい
という この学校の理念は、
●自由な感情
●自由な知性
●自由な人間関係
という3つの軸に支えられているのですが、
この【自由な子供】の言わんとする姿が、
奔放で、自己中心的で、
協調性に欠ける自由の意味ではなく、
=自由に動いても 誰にも迷惑をかけない在り方
というものであることを聞いて、
目が覚める思いがしました。
●自由な感情 は・・
自己肯定感に基づいて育つものですが、
親や周りの大人たちの気持ちを察してしまう子供たちが、
「期待にそぐえない自分はダメだ」と
自分で罰してしまったり、
「そのままの自分」でいられない状況に置かれる中、
自己肯定が 自己憎悪へ、そして、
世界への諦めに発展してしまうことがないよう、
ありのままの子供たちにどこまでも寄り添い、守り育むことを大切にしています。
●自由な知性 とは・・
一人一人の好奇心を最大限に尊重しながら
身の周りで起こっている『問題に気づく』感性を大切に育て、
みなが等しく内側に持っている『より良くなりたい』という気持ちを遮断しないように心を配ること。
●自由な人間関係 とは・・
一人一人のが自分の興味に基づいて選ぶ
さまざまなプロジェクトを通じて、
沢山の子達と協力しあって何かを成し遂げるという喜びから育まれるもの。
この3つの理念に触れただけでも
涙が出そうになりました。
副校長の加藤先生は、
きのくにの教育に立ち上げ当初から
25年も携わってこられているそうですが、
『どんどん面白くなるんです』
と、静かに語られていたのが印象的で
『初心者で居続けること』に
細心の努力をしているのだと、
力を込めてお話しして下さいました。
4つの学校を回遊魚のように(笑)巡回しながら
毎週火曜日に南アルプス校に来られる
堀校長先生の貴重なお話も伺えた私たちは、
学校運営のことから、子育てのお悩み
(見学会に来られていた2人のお母さん方より)に至るまで、
静かなる確信に満ちたお言葉を聞きながら、
喜びや安心がお腹の中から湧いてくる感覚を味わいました。
小学校と中学校の両方を見学させて頂いて感じたのは・・・
○大人の声がほとんどしない
(子供たちがすべての時間を切り盛りしているから。)
○手掛けているプロジェクトが全部面白そうでワクワクした!
○学びの場を子供たちがすべて進行している!
○全校ミーティングがあまりにも静かに、集中して行われていて関心。
○議長の子の話し合いの進め方、まとめ方も素晴らしく、
小学1年生から中学生まで100数十名が集まっている場とは思えないほど、
皆から出てくる意見も率直で、建設的で、調和的で驚いた。
○子供たちの企画力&実行力が半端ない
○大人たちがみなさん、とても静かな声で話す。
(大きな声で話すよりみんながちゃんと話を聞くそうです(^ω^))
今回一緒に見学させていただいた
アクティブホームレスの新井さん、
葉山で学校づくりプロジェクトをご一緒しているTIDEPOOL直樹さんも、
こどもの村に大興奮状態。
みんな刺激を受けて、
これからの活動のヒントをたくさん頂きました❤
こどもの村に繋いでくださったサミーラさん
本当にありがとうございました!(^ー^)ノ