タロットの「審判」について考える。【復縁カード??】 | 易占い師の雑記

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占い師 陸十麻世 のプライベートブログです。非物質のスピリチュアルや過去生などについてゆるっと綴っています。
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こんにちは、陸十です。

 

Xの趣味アカウントの方で占いに興味をもってくださったフォロワーさんとお話をする機会があり、改めてタロットとは?と再考している今日この頃です。

 

私は易と算命学とルーンが好きなのでタロットは使わないのですが……。

(中国占術万歳)

やはり皆さん占いで興味を持つのはタロットからよね~とほほえましく思います。

 

 

さて、審判のカードは恋愛において「復縁」を意味すると解釈され、実際にそのようにリーディングされるリーダーさんは多いです。

間違いではないです、だって復活だし。

 

でも、そこで一度よーく考えてみてほしいのです。

 

それって、【恋愛における恋人としての復縁】ですかね??

 

 

私の読み方は結構臍が曲がっています。

恋人のカードが出ても【選択】(マルセイユ式の読みですね)と読むので、出たからといって恋人になれるわけじゃない。(どちらかと言ったらカップの2を恋人で読みます)

とか

塔のカードが出たからって絶体絶命!!何があっても救いようがない最悪のカードとは読まずに、ショッキングであろうと良いものであろうと【突然の変化変容】と読んだり。

多分、いえ。かなり普通でない読み方をします。

(そうしないと意味や結果が散漫になるのです)

 

例に漏れず、審判も【復縁】とは読みません。

正しくは【恋人同士に戻れる】とは読みません。

 

あくまで文字通り【復活】と読みます。

 

何故ならクライアントの現状によって【復活】の意味が変わってくるからです。

 

 

例を出してみましょう。

 

5年も音信不通(しかもブロック中)の元カレと復縁したいというクライアント。

ここでワンオラクルで審判が出たとします。

(普通はワンオラクルで出しませんがご愛敬(ヘキサが分かりやすいです))

 

わ~!!復縁ですね~!!できますよ~!!

 

……ってなります?いやならないでしょう??

ここから読み取れるのは少なくても恋人関係の復活ではなくて、マイナス地点からの復活になりません?つまり、近々ブロックは外されて連絡は取れるようになる、とかです。

 

5年も音信不通なら相当変な別れ方をしたとか……とにかく普通ではないです。

マイナス感情をいだいてもプラス感情を持っていることは少ない。

そう思うとささっと復縁!!って現実的ではないのです。

 

この場合は、相手の気持ちが少しずつフラットになりつつある(最悪の人から普通の人へ復活)と読むのがベターではないでしょうか。

(20番・偶数=陰性 だから解除されても相手からぐいぐい来ることはない、お互い今は様子見。と私なら追加で読みます)

 

それって復縁じゃなくない?と言われるかもしれません。

でも、【文字通り復縁】でしょう?【復活する縁】。

絡まって再起不能な縁がまた結ばれようと絡まりをほどき始めているのですから。

そもそも、審判の大元の意味は【復活】です、最後の審判。最後の審判の意味を考えれば安易に復縁にはならないと思うのです、そこの意味をないがしろにして読んではいけないのです。

 

※国語辞典の復縁は「夫婦などが別れた後また縁を結ぶこと」となっていますので、本来は私の採用する文字通りの意味ではありません※

※最後の審判の話をするとキリスト教の話を回避できず、長くなってしまうのでここでは割愛※

 

 

 

――とまぁ、タロットはクライアントに対してとてもやさしい占いなのですね。

手順や諸々は置いておいて、純粋に復縁カードが出たら嬉しいと思います。

だから好きな人が多い。リーダーもある程度読み替えができるので都合のいい解釈をしやすいし。

 

その点、易だったら上記の質問例の回答に

【んな事よりやることあるだろ、ノーだよノー】って高確率で出ると思いますよ(苦笑)

だからはっきり答えを出してくれ、なおかつ恋愛の質問に向かない(フラグへし折るから)易が好き(笑い)

 

初心者の内は本通りの単語の意味を追っていって全然問題ありません。

寧ろ手堅いリーディングをした方が良い。

しかし、ある程度読めるようになったら状況判断から最善の意味を取れるようになるとリーディングの幅が広がると思います。

 

占いについて沢山の人に興味をもってもらえますように。

それでは。