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こんにちは！
東京都大田区池上にある
★☆ Liliスペイン語サロンです ☆★
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東京でも相変わらず寒い日が
続いていますね。
昨夜はそんな中、
麹町駅近くにある
インスティトゥトセルバンテスへ
試写会の映画を観に行きました
こちらはスペイン国営の施設で
スペイン語のレッスンをはじめ
文化的なイベントなども
積極的に開かれています
前回アップした記事内容の通り、
先日スペイン映画を観た際に
合わせてお知らせされていた
来月封切られるビクトル・エリセ監督の
実に31年ぶりの新作も是非観たいと
思っていたのです。
そうしたら、今回の試写会のお知らせが来て
これは行かなきゃ、と
仕事の時間が被っていなかったので
即、申し込んだのでした。
会場は建物の地下にある
講演会にも使われる部屋で。
もう満席状態でびっくり
スペイン映画がお好きな方も
エリセ監督に注目している方も
いらっしゃるのでしょうね。
会場にはお懐かしいお顔もちらほら
ぎりぎり到着したので
すぐに上映が始まりました。
エリセ監督と言えば
日本では1985年に上映された
『ミツバチのささやき』で
深い印象を残している方です。
この映画は長編デビュー作として
本国では1973年に発表されて
時代としては
フランシスコ・フランコの独裁政権が
終わる前に、1940年の
スペイン内戦直後を描いたもの。
この時に5歳のアナ・トレントが
アナという役の子として
とても印象深い味わいを残したのです。
今回の試写会では
特典でカードもいただきました。
この中でリンゴを差し出すアナ
とてもピュアなお顔立ちです。
そのアナが
今回の新作、『瞳をとじて』にて
これまた名声が高いのに作品数がとても少ない
ビクトル・エリセ監督の
最新にして169分もの長編で
再びアナという名の女性役で
出るという…。
物語の内容は
監督の人生観や世界観、
あるいは映画そのものに対するオマージュのような
とても意味深く感じる場面や映像が
散りばめられていて。
アナはその存在自体が
時の流れを背負って画面に現れていて、
そして子供の時に演じた役柄と
ふいにオーバーラップする場面もあって
集大成という言葉がとても似合う
長編映画でした
この映画の公開の1週間前からは
その懐かしい『ミツバチのささやき』と
その10年後に作られた
『エル・スール』も
特別に上映されます
エリセ監督の数少ない作品を振り返る
とても貴重な機会となりすね。
この試写会の後には
専門家によるトークイベントもあり、
合わせてかなりの長丁場だったのに
会場は熱気に包まれていました。
私もこの貴重な場に参加出来て
有意義な時間でした。
2月のこれらの作品の上映は
国内でスペイン映画が映画館で見られる
とても重要なイベントとなります
ご興味あれば
いかがでしょうか