東京都大田区池上にある
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ある先生のお宅へお邪魔してきました。
その先生、Tさんは英語を担当されていて、
コロナ禍前までは
毎週大学の控え室で顔を合わせ
休み時間にちょっとお喋りしながら
いつしかとても仲良くさせていただくように
社会人になってもお互いに
オーケストラでヴァイオリンを弾いている事も知って
語学担当、そしてヴァイオリン弾きという
共通点で、さらに親近感を
感じたものでした。
半期ごとに授業最終日には
二人で打ち上げランチに行ったり、
お互いの所属オケの演奏会を聴きに行ったり。
こういう関係は
長年大学の教壇に立ってきましたが、
Tさんが唯一でした
そんな中あのコロナ禍になり
大学の授業もオンラインに切り替わり、
zoomで一度はつなげてお喋りして
お互いに頑張りましょうねと
励まし合ったことも。
遠隔授業をそれぞれに頑張っていると
信じながら日々が過ぎていきました。
なのに、そのお喋りの日から
1年も経たないうちに
天国に旅立ってしまったTさん。
それは私にはあまりにも突然で。
その2ヶ月ほど前にも
SNSでやりとりもしていたのに。
きっとその頃はすでに
ご自身の体調が辛かっただろうと
今では想像できます。
当時、驚いた私は
彼女の担当していた別学部の
英語の授業担当一覧を調べてみて
Tさんの授業がそれぞれ別の先生に代わっていて
情報を目の前にして現実を実感しました。
あれからはやくも2年が経ちました。
このたび、ご家族が
お家を解放して
友人や知人などを招いてくださり、
私も伺ってきました。
お邪魔した際にちょうど居合わせた
彼女のオケ仲間や海外滞在中のご友人など
色々な方々と、Tさんの笑顔写真を囲んで
和やかにお話しをしました。
今でも思い浮かぶのは
Tさんの優しい笑顔のお顔ばかり。
素敵なご家族や数多くのお仲間と接して
いまだに旅立ってしまったのが信じられないけれど
悲しみというよりも
あたたかい気持ちを持てる
ひとときとなりました。
コロナ禍を経て
再び対面授業が始まって
私の担当の校舎も変わり
別の講師室を利用していますが、
いまだにふと
笑顔でTさんが声をかけてくれそうな
そんな気持ちでも
いるのです。