8月が終わってしまいますね。
今年はどうしても在宅がメインの生活形態なので、
とにかく季節感が欠けている感じの毎日です。
とは言え暑いのは暑いので、
この暑さが終わる前にどうにかかき氷を食べたい!
と思いながら過ごしています
そんな今日の旅の思い出は
マドリードの旅の玄関口のアトーチャ駅
プラド美術館やレティーロ公園からすぐのこちらの駅は
とにかく大きい
それもそのはず、
地下鉄、国鉄、近郊と
いろんな路線が集約されているのです。
こちらは道が傾斜して駅構内に入れるようになっている箇所ですが
旧駅舎と新駅舎が複合的に合体しているような造りです。
この写真を撮影した時、
その前に飛んで行った飛行機雲と駅舎のコラボを
撮ってみようと思った一枚です
この看板はこの通路を登った右手にあります。
なんでもないプレートでありながら
スペインタイルの温かみある色合いも相まって
個人的にはとても好きです
こちらの駅は歴史が長く、
1851年にマドリード最初の鉄道駅として
Estación de Mediodía という名で開業しました。
今の旧駅舎は1892年完成のものです。
アトーチャ駅と言えば
2004年3月11日の列車爆破テロ事件が忘れられません。
スペインではこの事件を”11-M”と表します。
朝の通勤ラッシュ時間帯での爆破事件だったため、
多くの犠牲者が出てしまいました。
当初はバスク祖国と自由(ETA)による犯行ではないかと言われ、
その後になってイスラム過激派による犯行と断定されました。
当時のアスナール政権がアメリカに対して同調姿勢をとっていた事が
この事件の引き金になったと言われています。
折しも3日後にスペインで総選挙を控えていたため、
これをきっかけとして逆風が吹く形で
野党だったサパテロ政権が勝利したのが
とても強く印象に残っています。
そんなアトーチャ駅の旧駅舎にある立派な植物園
マドリードの中で好きな場所の一つです。
この中に入って行くと小さな散歩道のようになっていて
脇でちょっと腰掛けて寛ぐことも出来ます
エスカレータで上がって
上から見る植物園も素敵です。
この駅舎の形を見るたびに
よく似た形のオルセー美術館を思い出します
やっぱり同じように
駅舎を利用して美術館になっているからですよね。
そしてここから隣接する部分の0階が
各方面へ出発する国鉄の乗り場があります。
改札を通過する際には
空港のように荷物のX線検査などがあり、
日本よりも厳重な改札です。
この旅が始まる感満載の景色はワクワクしますね
スペインでも残念ながら再びコロナ感染者数が増えていますが、
早く状況が落ち着くことを祈るばかり。
そして
また心配なく旅出来る日がとても待ち遠しいです