私の横には錆柄のネコがいた | あかとあお

あかとあお

むらさきいろの双子*


東京には




桜が咲いてる。




昨日、ケータイで桜の写真、
撮るの忘れてた。




今日、あおと会えばよかった。


芦花公園でも、学校でも。

15分で、後悔した。




後悔は

やっぱりさきにたたないね。



私たちはこうやって何年も

何年も

同じことを思い出すのかな。



今でも思い出せる
あおの
あのときの顔と腕の感触と

そしてそのときの
私を思い出すのかな。


まだ、いろの名前がないころの


まだまだとみいでも
さりいでもなかった

それくらいの私たちを。





あれからあなたはつよくなりました。

よくがんばりました。


はなまるをあげる。





なんて、ね。




今ならちゃんと

コアラを

描ける気がするの。




いつかいつか、
私たちがちゃんと、
震災について作品が
作れますように。

震災が作品に、なって、
現実から離れますように。



あか



















まだ、バラバラに出来ないでいます。
もう、どうしようもないんだよね。
どうしてくれるの。ねえ。