ちょっと毒吐きます | NORTHERN SPIRIT

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☆ Historical products for Early Medieval ☆

こんにちは。

 

先日、派遣会社の e-learning という学習プログラムを受講しました。

年に一度、受講案内がメールで届きます。

強制ではないのでやらなくても問題ありませんが、

全部で8時間分、すべて受講すると給与にプラスして支払われます。

8時間かけず、半分くらいの時間(4時間程度)で修了しても全額が

支払われるので、私は昨年も今年も時給2倍!稼ぎましたよ。

 

ゆえにやらない人は何で?って思いますね。

1日分の給与が余分に支払われるのにね。

 

 

昨年のプログラムはそうでもなかったのですが、

今年の内容は色々考えさせられることが多かったので、

思ったことを書きます。

ちょっと毒吐きますが(苦笑)

 

 

 

プログラムの内容は、派遣のお仕事でおそらく最も多いであろう

物流センターでの業務に関する講義と確認テストでした。

 

私は物流センターで働いたことがないので、具体的な業務に

ついては想像するしかないのですが、スライドでの講義を

受けた限りではかなりブラックな職場が多そうな印象を受けました。

 

物流には素人ゆえ、業務内容について詳しくは書きません。

(知りたい方はググってみてください)

しかしながら、非常に重要な職種にもかかわらず

(モノが必要な場所に届かなかったら顧客、消費者は忽ち困りますよね。

コンビニやスーパーから商品が消えることを想像してみて……)

低賃金で重労働。

日々の生活に直結する、なくてはならない仕事に対して、

現代の日本社会は「人材」を大事にしなさすぎなのでは?

 

 

物流だけではありません。

以前に仕分けのバイトで垣間見た、食品会社の裏側や

3日間だけ実地体験してみた介護施設での清掃業務。

どちらも従業員の待遇は酷いものでしたよ。

それで最低賃金とかサービス残業が当たり前、みたいな。

どう考えても労働基準法違反だろ、と思うことも聞いたけど

パートのおばちゃん達は「こんなもん」だと言って抗議もしない。

会社の方も、何も文句を言わない従業員に甘えてる状態。

でね、そういう会社に限って求人票に

「人を大切にする会社です」って堂々と書いてるの。

 

こういうことを言うと、

いずれはロボットなどで機械化する仕事だからだとか、

そんな仕事しかできないのは資格取得や能力アップのために

努力をしてこなかった自分が悪いとか

ごちゃごちゃ言う人もいるかと思いますが、

日本は中小企業が多いので、大掛かりな機械化が難しい会社が

多いでしょうし、

「そんな仕事」がなかったら困るのは私達すべてなんですよ。

 

それで思い出したわ……前述の介護施設での清掃業務だけど、

喫煙所でパートのおばちゃんが掃除と灰皿の取り換えをしてたんですが、

脚組んで煙草をスパスパ吸いながら、その様子を蔑むように見ていた

40歳くらいの理学療法士か何かの女がほんと感じ悪くて。

お前が気持ちよく其処でタバコ吸えるのは、パートさんがベンチや

灰皿をきれいにしてくれてるからだろうが!

いつもありがとう、とは言えなくても、

せめて感謝の気持ちくらいは表情に出せよなって思ったむかっ

 

 

日本以外の先進国を調べてみると、

フランスでは非正規雇用は正規雇用よりも賃金が1割高いそうです

(いつ解雇されるかわからないから)。

アメリカでは、人がやりたがらない仕事(たとえばゴミ収集、処理など)

は年収が1000万円を超えるとか。

 

日本は人手不足とかいうわりに、そういう職種の賃金、報酬が

安すぎるんじゃないの?

(まあ、今に始まったことではないけど)

平均時給なんてアメリカの半分以下だし、

外国人労働者だって、そのうち「安い日本」には来なくなるよ。

 

 

大体、人手不足なのはブルーカラーの職種で、

ホワイトカラーの職種は人が足りてるというか、余ってるくらい。

(はたらかないおじさんとか、生産性が低い人も多いでしょ……きっと)

知的労働もいずれ AI が人間の代わり以上のことができるように

なれば、必要なくなるかもしれません。

実際、コールセンターなどではすでに AI を導入しているところも

あるらしいです。

私は AI 革命はまだ始まったばかりだと考えているので、

知的労働の職種も将来的にはどんどん減っていくと思います。

 

 

以前、リモートワークをしているホワイトカラーの知人が

ブルーカラーの仕事を蔑む物言いをしているのを見たことがありますが、

知的労働も肉体労働も、労働者であることに変わりはないです。

言い方悪いけど、どちらも所詮、労働者。

企業や経営者に雇われてる身、搾取される側なんです。

働き方が異なるだけで、立場は同じだよって言ってあげたかったわ。


 

 

私が時間的に融通が利く週4日勤務の派遣で仕事しながら

(最近あまり注力していないけど)作家活動で種銭をつくり、

数年前から株式投資を始めたのは、労働者で終わりたくないからです。

 

これからは世界的にもインフレの時代。

日本は国力が下がっているので、基本的には円安路線でしょう。

定期的な物価上昇に円安のダブルパンチです。

賃金上昇も物価高に追いつかず、隠れ増税なんかもあって、

国民の実質賃金は25か月連続で下がっているそうです。

 

さらに、日本の国民負担率。

江戸時代かって思うほど、すごい勢いで上がってます。

消費税率が日本は安いとか言う政治家がいますが、嘘です。

英国などは生鮮食料品と新聞や書籍は非課税。

(その他は15~20%、贅沢品ほど高い)

北欧諸国は25%と高いけど、教育(大学まで)と医療は無料だし、

福祉が充実しているので老後は安泰。

支払った税金がちゃんと国民に還元されているのです。

日本は他国に較べ、税と社会保険料の種類が多いんですよ。

しかも税金の使い道がはっきり示されない為、不信感がつのります。

 

 

そんな中、私のようなお一人様が経済的自由を得る為には、

余裕資金で資産を形成し、それをうまく運用していくしかありません。

投資を勉強して実践、経験値を上げて資産をつくる。

日々あくせく働くだけでなく、自分の持つ資産を働かせて、

資産が収入を生む状態をつくらないと。

好きな仕事なら生涯現役で働けるかもしれないけれど、

そうするにしても経済的に余裕がないとね。

生活のために嫌な仕事をやめられない……そんな状況には

陥りたくないですから。

 

 

色々こぼしましたが、このくらいにしておきます。

最後までお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。

 

方法は自分が置かれている立場(シングルか、家族がいるか等)に

よっても異なるし、考えや意見も様々あると思いますが、

未来が少しでも明るいものになるよう、頑張っていきたいですね。
 

 

北方碧