こんにちは。
今日もスウェーデンの話かよ!って言われそうですが、
2年ほど迷っていた本を古書店サイトでついに
ポチってしまいました。
スウェーデン版 「日本の古本屋」 といえばいいのかな?
探求書を検索すると、在庫を持っている古書店と商品の状態、
販売価格が表示される、というもの。
そのリストの中から自分が希望する状態(新品同様とか)
と価格で選び、「購入する」 をクリックすると
該当書店にメールが送られ、在庫確認後に支払、
発送を待つ、という流れです。
まさに日本の古本屋と同じ使い方ですね。
支払いも PayPal で済ませたので、
今月末~来月初めに届くかと思います。
今回私がポチったのは、
「Rusernas Rike」 (ルーシの王国) という歴史の本。
上記2冊の続編にあたる本ですが、残念なことに
翻訳が出なかったんです。
訳者の荒川明久先生が亡くなられたことも
あるでしょうし、
あまりに専門的過ぎて需要が少ない……というのも
関係ありそうです。
ちなみに 『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』 は
絶版していて出版社もなくなってしまったので、
古書価格が高騰しており、6~7万円します。
「Rusernas Rike」 はスカンディナヴィアとキエフ・ルーシの
関わりについて書かれた本だと思いますが、
スウェーデン語なので読むのに時間を要しそうです。
北欧では殆どの方が英語を理解されるので、
2000年代以降は北欧出身の研究者も英語で著書を
出されていますが、1990年代まではそうではなかったので
古い本を読むには北欧の言語を勉強するしかありません。
スウェーデン語は昔、語学学校で初級のみ修了。
現代の北欧語のなかでは一番学びやすかった
(教材が多く、講座もわりとあった)のと、
ヴァイキング関連の本が最も多く出版されていたこともあって
北欧語の取っ掛かりとしてスウェーデン語を選んだのでした。
もちろん? EUROPE をはじめとする Swedish HR/HM の
影響もあります(笑)
スウェーデンの友人達はノルウェー語やデンマーク語は
似ているから何となくわかる、と言っていたので
私もノルウェー語は独習しました。
(単語が似ているので、確かに楽かも)
ヴァイキング時代の古ノルド語は
やっぱり現代アイスランド語が一番近いですけどね。
フランス語なども学生時代に学びましたが、
私にはラテン系の言語よりゲルマン系の言語のほうが
合っていそうです。
スウェーデン語の文法学習にお勧めなのはこちら ↓
當野能之 『スウェーデン語トレーニングブック』 白水社
CDは付いていないので発音は他の教材を使う必要がありますが、
スウェーデン語の仕組みを一から学びたい時に便利な本です。
日本語で書かれた文法の学習書では最高の1冊。
ノルウェー語版も出ないかな……
北方 碧