スウェーデンの古本屋サイト | NORTHERN SPIRIT

NORTHERN SPIRIT

☆ Historical products for Early Medieval ☆

こんにちは。

 

今日もスウェーデンの話かよ!って言われそうですが、

2年ほど迷っていた本を古書店サイトでついに

ポチってしまいました。

 

スウェーデン版 「日本の古本屋」 といえばいいのかな?

探求書を検索すると、在庫を持っている古書店と商品の状態、

販売価格が表示される、というもの。

 

そのリストの中から自分が希望する状態(新品同様とか)

と価格で選び、「購入する」 をクリックすると

該当書店にメールが送られ、在庫確認後に支払、

発送を待つ、という流れです。

 

まさに日本の古本屋と同じ使い方ですね。

 

支払いも PayPal で済ませたので、

今月末~来月初めに届くかと思います。

 

 

今回私がポチったのは、

「Rusernas Rike」 (ルーシの王国) という歴史の本。

 

 

 

上記2冊の続編にあたる本ですが、残念なことに

翻訳が出なかったんです。

 

訳者の荒川明久先生が亡くなられたことも

あるでしょうし、

あまりに専門的過ぎて需要が少ない……というのも

関係ありそうです。

 

ちなみに 『ヴァリャーギ ビザンツの北欧人親衛隊』 は

絶版していて出版社もなくなってしまったので、

古書価格が高騰しており、6~7万円します。

 

 

 

「Rusernas Rike」 はスカンディナヴィアとキエフ・ルーシの

関わりについて書かれた本だと思いますが、

スウェーデン語なので読むのに時間を要しそうです。

 

北欧では殆どの方が英語を理解されるので、

2000年代以降は北欧出身の研究者も英語で著書を

出されていますが、1990年代まではそうではなかったので

古い本を読むには北欧の言語を勉強するしかありません。

 

 

スウェーデン語は昔、語学学校で初級のみ修了。

現代の北欧語のなかでは一番学びやすかった

(教材が多く、講座もわりとあった)のと、

ヴァイキング関連の本が最も多く出版されていたこともあって

北欧語の取っ掛かりとしてスウェーデン語を選んだのでした。

 

もちろん? EUROPE をはじめとする Swedish HR/HM の

影響もあります(笑)

 

スウェーデンの友人達はノルウェー語やデンマーク語は

似ているから何となくわかる、と言っていたので

私もノルウェー語は独習しました。

(単語が似ているので、確かに楽かも)

 

ヴァイキング時代の古ノルド語は

やっぱり現代アイスランド語が一番近いですけどね。

 

 

フランス語なども学生時代に学びましたが、

私にはラテン系の言語よりゲルマン系の言語のほうが

合っていそうです。

 

 

スウェーデン語の文法学習にお勧めなのはこちら ↓

 

 

當野能之 『スウェーデン語トレーニングブック』 白水社

 

 

CDは付いていないので発音は他の教材を使う必要がありますが、

スウェーデン語の仕組みを一から学びたい時に便利な本です。

 

日本語で書かれた文法の学習書では最高の1冊。

ノルウェー語版も出ないかな……

 

 

北方 碧