一番楽しかったTrySailのライブは?


Super Bloom公演が開催される前に、

古参の方にこんな質問を投げかけたら。


“Harbor × Arena” 2017年

“The Travels of TrySail” 2018年

を挙げる人が多かった気がします。


僕は両方行けていないライブですし、

根拠というほどの根拠は無いのですけど。


あの頃が一番良かったでよく聞くライブですし、

Travelsはセトリ見ただけで納得感もあります。


Travelsは“楽しい”に振り切ったライブだし、

映像で観てもそのパワーは半端ないです。



…完全に話がそれてしまいますけど、

その中にあってパレイドはかなり異色で、

それが逆に存在感を高めてたりして最高でした。


話を戻します。


“The Travels of TrySail”のBlu-rayは、

僕が初めて観たTrySailのライブ映像であり、

間違いなく歴代で一番観た映像作品です。


Travelsが終わってライブ映像が発売された頃、

僕はTrySailと出会いました。


それからThe TrySail Odysseyに参加するまで、

多分ほとんど毎日ライブ映像を観ていました。


そしてこれは以前にも書きましたけど、

TrySailとしてのライブの“楽しさ”については、

Travelsで完成したと思うのです。


The TrySail Odysseyは違う挑戦で…そうだなぁ。


“楽しい”への挑戦を縦軸方向とすると、

The TrySail Odysseyは横軸報告への挑戦。

幅を作って総面積を広げる挑戦。


そんな感じだった気がします。


High Free Spirits楽しー!

adrenaline!!!最高ー(*>△<)


そんな時間を創れるようになったTrySailが、

そこに並べる曲を育てようとしたり、

大人Sailとして“魅せる”方向でもって、

幅を広げる挑戦をしたThe TrySail Odyssey。


新しいTrySailを、

パワーアップしたTrySailを、

全国に届けたThe TrySail Odyssey。



そのライブに参加してしばらくして、

僕はこんなブログを書きました。


TrySailの未来はどこに? 


TrySailはこれからどんな挑戦を?



心の底から“楽しい”と思える挑戦が、

まだある……のかな。



そんなことを思っていたら、

新型コロナウイルスによって、

色々な当たり前が壊れてしまいました。



壊れた当たり前の中で何が出来るのか。

自分たちがしたいことは何なのか。



変わっていく世界の中でTrySailは、

新しい挑戦を積み重ねてくれました。



観客がいない状態での配信ライブ。

クラップしたり振りコピしたりして、

コール無しでも一体感を高めたライブ。


楽しいと魅せるのバランスを模索しながら、

どんどんレベルアップしていきました。


“Double the Cape”で“うつろい”を観た時とか、

衝撃が大き過ぎて鳥肌たちまくりでした。



声出し禁止でも楽しめることを証明した、

Re Bon Voyageツアー。



声出し禁止中に積み重ねた全てでもって、

最高のTrySailを見せてくれたヨットボート。


 

そして今回のSuper Bloomではついに、

声出しが解禁されました。



今のTrySailの全てを、全力で届ける。


やりたいこと、皆がやって欲しいことを、

とにかく詰め込んだSuper Bloom。



このタイミングで楽しいに全力なのは、

TrySailのライブは楽しいよーって、

初めて来た人の心を鷲掴みにする。


新規層の開拓に力を入れてるんだと、

そんな風に思ってました。



もちろん古参の人にも見所たっぷりで、

特に振りコピしながらコールも織り交ぜて、

異次元の楽しさだった華麗ワンターンとか。


あの時間はTrySailの集大成だったと思いますし、

1つの到達点だったとも思います。



セトリ、パフォーマンス、その全てでもって、

Super BloomはTravelsを超えていました。

少なくとも僕はそう感じました。



別にTravelsを落としたいわけではなく、

あのエネルギーに満ち溢れていた瞬間を、

積み重ねてきた全てで超えてみせた。



楽しいの到達点の限界を突破したことが、

本当に凄いしカッコイイなぁって。



TrySailの旅はまだまだ終わらない。


最近はそう感じる機会が多くて、

考えてもみなかったのですけど。



ももにちで麻倉さんが話していた、

家族皆が見に来てくれた、という話。



たまたま予定が合ったから…なのかもですけど。


(もしかして、しばらくライブやらない…?)


聴きながら、そんな気持ちも生まれました。



遥かな航海の歌詞にある、

いつまでも旅の途中という言葉。



これってしばらく活動休止するのなら、

重さが全然変わってくるなぁって。



幕張追加公演でTrySailの活動休止を発表して、

遥かな航海が流れる。



そんな光景が頭の中に浮かんだりして、

無い話じゃないよなぁって。



そんでもって幕張のダブルアンコールで、

Youthful Dreamer歌ったりして。



一人でそんなこと想像してしまって、

何とも言えない気持ちになってました。



ただTrySailがもしも活動を休止するとしても、

それはきっとサヨナラではなくて。



絶対いつか「ただいま」って言ってくれるし、

その光景まで想像出来たりします。



TrySailの3人はTrySailでいられる時間を、

皆で創ってきたTrySailという存在そのものを、

本当に特別に感じているように見えるので。



ただ、これ以上のパフォーマンスというのは、

今は想像出来ないし考えられない。


挑戦したい“夢”が思い描けない。


もしもSuper Bloomツアーを終えて、

そんな気持ちになるのなら。



ここで一区切り…というのもありなのかな。

考えているとそんな気持ちになりました。



もちろん、楽しく挑戦してくれて、

まだまだ一緒に楽しい時間を過ごせたら。

新しい世界で魅せてくれたら。


これ以上に嬉しいことはないのですけど。



当たり前に次があるなんて思わずに、

Super Bloomツアーを全力で楽しみながら。


後悔ではなく航海に繋がる時間を、

皆で過ごせたらいいな。