多様性の本当の意味 その1
こんにちは、らくだです。学問の世界のみならず、ネットやメディア、ニュースや一般にも認知されるようになった【 多様性 】でも、多様性 = 新しい価値観(考え)とか多様性 = なんでもありっしょ!だの、多様性の言葉がひとり歩きして意味自体を正確に理解していないがために職場で混乱がおきたり、人間関係で対立や分断が起こるケースが非常に多く見受けられます。なので、多様性との向き合い方が少しでも多くの方に広がればと思い、可能な限り、ここに解説をしてまいります。一応、多様性心理学って看板かかげてるし。全部で数回に分けて解説していきます。すみません、最初3回に分けてって言ってましたが、3回でおさまらなかったので増えました。じゃあさっそくですが、【 多様性 】って何なのかというと。一言でいえば、単なる状態。本来すでにある存在の状態 のことです。そして、【 多様性 】が進んでいる社会とはこれまですでにあった状態が1つの選択肢(在り方)として認識され、これまで私たちの既成概念や偏った信念(価値観)によって気づかなかったり、見ないようにしていたり、排除してきたような多くの存在に対してそうなのか!って理解を広げたり、そんなことだってあるよね!って自然なものとして受け入れられるようになりすでに在り方が多様なら今後、いろんなあり方があっても、不思議じゃないよねって柔軟に向き合う姿勢がもてる状態要は無意識に信じこんでいる余計な価値観から解放され理解が広がった状態のことです。なので、実は新しい考えでもトレンド的な考え方でもなんでもなくて、歴史的に一部の影響力のある人間が勝手に作って、教え込んで継承してきたせまー----い既成概念(信念・価値観)をとっぱらって、世界をもっと正確に見れるようになった状態のことです。もうちょっと詳しく解説します。この世の中のしくみをみると私たち人間は、人間社会という集団を成立させるために共通理解するべき一定の価値観を共有し、それにのっとって生活します。でないと、まとまらないし、秩序が作れないので。こうした価値観は、判断基準のひとつの枠組み(ものさし)として物事を理解するときに機能したり、共通理解することでお互いの安心安全を保つために浸透しています。そして、個人レベルでいえば人生を生きるうえで自分がどういった考えでなにをどう行動選択していくのかにまで影響力をもって機能しています。例えば、超あたりまえなところでいえば、身体がごつくてヒゲがはえてイチモツがついてるのが「 おとこ 」 という枠組みのもので身体や丸くて、わりとやわらかめで子どもを産む機能をもっているのが「 おんな 」 という枠組みにする。みたいな。すみませんどぶろっく先生のYoutube見すぎてこの例えしかでてこないです。でも今は、生物学的な枠組み(ものさし)だけでなく、精神・心理の枠組み(ものさし)も加わり、※大阪府:四条畷市HP「男」「女」だけじゃない 人それぞれの性別(セクシャリティ)(LGBTについて)いや、どうやら性の在り方には、いろんなバリエーションとか程度 があるんだな!ってなってきました。こうした在り方は、新しい時代に新しく生まれた新人類とかではなく、これまで実は、昔から、ずー-------っっっっっと存在していたんです。存在していたのに、気づいていなかったか、もしくは、おかしい存在と排除したり、病気や悪だって虐げたり見て見ないフリをしたり受け入れようとしなかっただけ。なぜなら、おとこ と おんな っていう枠組み(価値観)を盲信して、その枠組み(既成概念)にあてはまるものしか、存在を認めようとしなかったから。私たちは、こんな感じで知らないうちに無意識に盲信しちゃってる誰かが勝手に決めたいろんなせまー---い価値観の枠組みだけで世界を理解していることが山ほどあるんです。違う表現をするならむかー----しの一部の影響力のある人間が勝手に作った既成概念という牢屋に閉じ込められている状態。「~~のはず」とか「~~べき」とか「~~ねばならない」みたいな。自分で自由に考えることや、理解すること受け入れることに制限をかけられ、閉じ込められている状態なわけです。自由を発揮できなんすね。多様性についていけなくてイライラしてる人は、たいがいこれ。しかし、時代が進み、ネットの普及によって特定の一部の人だけでなく、多くの人が発信力を持つ時代になったことで、価値観の成長も進み、盲信している既成概念にいい意味で疑問をもてるような見直す動きがでてきました。いや、ちょっと待てよ、その価値観(ものさし)、本当か?いったんその価値観(ものさし)はずしてみないか?すると、※TOCANA exciteニュース"18の性別"が存在する国!? LGBT先進国の今2015,3,8今まで、価値観の枠組みに入れてもらえなかった人たちが、単におとこ で片付けないでくれ!単におんな で片付けないでくれ!確実に、わたしは存在してるんだ!って教えてくれるようになった。そして、世の中に存在する在り方なんてめっちゃあるじゃん!ていう既成概念から多くの人が解放され始めました。これが今の社会なんです。多様性とは、単にすでにある状態のこと。そういう意味では、本来自然の摂理にある無限の可能性の状態を取り戻している。そんな理解でもいいかもしれません。向き合い方としては、身長にミリ単位でいろんな数字の人がいるように、ものごとには、自分の見落としているようないろんな在り方(バリエーション)がグラデーションのように存在していて、それが普通。そう考えるといいでしょう。白ひとつとっても、1色だけじゃないらしいし。今回はここまで。次回は、多様性と向き合うための重要なエッセンスを解説します。( おまけ )ちょっとおまけです。多様性の理解の入り口としてここまでお話した内容でもとりあえず十分なんですが、さらに深い理解へと向かうのであれば、バリエーションが広がって、それを理解するための知識の枠組みができたとしてもその枠組みができること自体が実は本来の多様性を見失うリスクがあるのにお気づきでしょうか?例えば、おとこ と おんな という枠組みで性を理解していた時代では、ゲイ や レズというバリエーションは排除され、理解されませんでした。ゲイ や レズという枠組みが広がった時代には、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニングというバリエーションは排除されてしまっていたんです。こんな感じで、枠組みが広がると枠組みという線引きをする関係で、どうしても線引きの内側に入らないものができてしまう。LGBTQへと概念の枠組みがさらに広がると、微妙に当てはまらないような性の在り方はどうしても排除されてしまう。こんな感じで、ゲイ一つとっても、いろんなバリエーションがあったりレズひとつとっても、いろんなバリエーションがある。価値観(ものさし)という枠組みは、理解を広げる助けにはなるけど、同時に、枠組みの外側も作り出してしまう。ここも理解しておくと、自分の誤解や理解不足を解消する糸口になるでしょう。