人間は自分がされたことを人にしてあげる習慣がついています。
人を幸せにしてあげる習慣も、
自分がされていれば、自然と人にしてあげられるでしょう。
私は摂食障害で死ぬほどまでさみしい思いをしていた妹のみーちゃんに、
してあげられなかったことがあります。
それは「褒める」ことです。
私は両親がみーちゃんを褒めているのを見たことがなかったし、
私自身もみーちゃんを褒めたことがなかったです。
みーちゃんに褒めるところがなかったから、
ではありません。
みーちゃんは学年トップといえるくらい勉強ができて、
社会人になってからも、会社で表彰されるくらい仕事をがんばっていました。
それでも私はみーちゃんを褒めたことがありません。
家庭内で、私自身も「褒められる」という経験がなかったため、
私は人を褒めるということができなかったのです。
みーちゃんが優秀だと心の中ではわかっているのに、
褒めるという行為ができなかったのです。
私は家の外でも、人を褒めるということが苦手でした。
すごく反省しています。
自分が褒められなかったから、人を褒められないなんて悲しすぎます。
褒められなかったからこそ、
褒めることの素晴らしさを理解すべきでした。
みーちゃんはもういないけど、
他の人たちを褒められる人間になっていきます。